チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【家づくりの失敗・後悔】建つ前から後悔していること

こんにちは、チリです。

本日は2021年4月23日金曜日です。


またまたご無沙汰していましたが、先日ついに我が家の棟上げが完了いたしました⬇️



今後の家づくりのプロセスなどは、写真付きでInstagramにアップしていく予定ですので、興味のある方はぜひそちらをご覧になってください⬇️


やはり家の形がはっきりすると、夢にまで見たマイホームがいよいよ建つのだという実感が一気に湧いて、ワクワク・ドキドキしますね。


棟上げの日は、私も妻も二人で興奮しきりでした。


ちなみに我が家はハウスメーカーにも勧められませんでしたので、上棟式は行いませんでした。その代わりに大工さんには紅白饅頭と昼食のお弁当を振る舞い、地ビールを手土産に私ました。



さて、ついに上棟まできた我が家の家づくりですが、実は今の時点ですでに個人的に「これは失敗したな〜」と思っていることがいくつかあります。


今日はその「失敗だな」と思い、後悔していることを5つご紹介したいと思います。



今の時点での(個人的に思う)我が家の失敗・後悔

1.階段下トイレ

これはかなり激しく後悔しています。もし今設計打ち合わせをしていた頃に戻れるなら、まずこの階段下トイレを絶対に止めて、トイレはできるだけ広くしててできればネオレストNX(TOTOの最上位機種)を設置します⬇️

当時の私は、愚かにも本当にトイレのことを甘く見ていました(トイレさん、すみません)。


というよりも、「トイレと洗面台は別々に設置したい」という考えで頭がいっぱいで、なおかつ洗面台を造作にしたいという思いが強く、そこに重きを置いており、トイレを2の次に考え過ぎだったのです。


実は当初のプランでは来客のことも考えて、以下のように玄関近くに「洗面台+トイレ」のレストルームを配置する予定だったのです⬇️

本当はこれがトイレの配置としては、ベターな間取りだったのかもしれません。


しかし、私が「玄関の洗面台はトイレと別々に配置し、なおかつ洗面台は造作にしたい」などと駄々をこね、なおかつ「風水的にトイレを北東には持ってきたくない」などと訳のわからないことを言ってしまったのです(今思えば血迷っていたとしか言いようがない・・・)


そんな私のわがままを叶えるべく、設計士さんも試行錯誤した上で、以下のようにトイレと洗面台を分離したのですが、結局隣同士にはならずに、かつトイレが階段下になる間取りになってしまったのです⬇️

上図はイメージ(pinterestより)


当初はこれはこれでいい!!と思っていました。階段下であることのデメリットよりも、トイレの位置に満足してしまっていたのです。


また、「階段下でも十分広く取れますから大丈夫ですよ」という設計士さんの言葉にも妙に納得してしまい、その後自分でトイレについて詳細に調べてみることすらしなかったのです(私としたことが、なんという失態・怠慢!!!調べなかった自分が許せない!!!)。


それが初めて私の中で後悔に変わったのは、設計打ち合わせが終わって本契約をし、仕様打ち合わせでトイレの仕様決めにTOTOさんのショールームへ赴いた時でした。


その時に、TOTOのショールームを案内してくれたスタッフのお姉さんに、「できればネオレストNXを設置したいんですが」とお願いしたところ、「0.5坪のトイレにはネオレストNXの設置はオススメできません。普通のネオレストよりもNXはだいぶ大きいので、お客様の広さのトイレだとかなり窮屈になりますよ」と言われたのです。


これを聞いて、正直私としてはかなりショックでした。


「ええ!!??ネオレストNXって0.5坪のトイレには置けないの!!??」


と。その時初めて気がついたのです(ただネオレストNXを置けたとしても、妻には反対されていましたが)。


トイレの広さのことなんか、全然気にしてなかった・・・!!!!


そこからトイレの広さについて初めて調べ始め、後悔すること山の如し。
「0.5坪」という広さではネオレストNXが置けない(わけではないが、置くとかなり窮屈)ということだけではなく、「階段下トイレ」ということにも激しく後悔するようになってしまいました。しかも、よくよく調べれば「階段下トイレ」は“鬼門”ではないか!!なんでだ、なんでなんだ〜!!!設計士さんもホントによく考えてくれたとは思いますが、もっと自分でもよく調べておけば!!!!


しかし、残念ながらすでに本契約は済んだ後・・・。


後悔先に立たず・・・(泣)


妻にも「あきらめなさい」と諭され、私も「洗面台は造作にできるし、我慢しよう」と諦めたのでした・・・。


おそらく私にとっては、これ以上後悔することってないんじゃないかな・・・?と思えるほどの後悔・失敗でした。


「たかがトイレ、されどトイレ」


皆さんもトイレの配置や広さ・サイズに関してはよくよく検討されることをお勧めいたします。よほどの狭小住宅でもなければ、くれぐれも「階段下トイレ」などという選択はされませぬようお気をつけください・・・。


今思えば、階段下は「収納」にするのが良い選択なのではないかとおもいます。


「マイホーム、たかがトイレと侮れど、悔やむ思いは富士山の如し」(字余り)

2.窓のない玄関

これは先述した階段下トイレほど大きな後悔ではありませんが、玄関に一切窓をつけない選択をしたのは、やはり暗くなるかなという不安があり、ちょっとした我が家の失敗ポイントとなるかもしれません(建ってみないとわかりませんが)。


なぜ玄関に窓を設置しなかったかというと、もちろん一番は断熱性・気密性が悪くなり、玄関が寒くなることを懸念したからです。


またもう一つの理由として、現在我々が借りている戸建賃貸物件では、南向きの玄関の東側の壁に窓が設置されていますが、全然明るくなく、薄暗い玄関だったからです。「窓が一つあるくらいでは明るい玄関にはならないな」というのが、我々夫婦の統一見解だったために、玄関に窓はいらないと判断したということです。


ただ、ウェルネストホームクラスの断熱性・気密性があればそこまで気にするほどのことでもないかもしれないし、あかり取りのためにも、下の写真のようにドアの横に一つでも縦長の窓を設置した方が良かったかなと思っています(pinterestより)⬇️

実はこれも設計士さんからは窓を設置するか何度も聞かれていたのですが、その度に夫婦で「要りません」とはっきり(ではなかったかもしれませんが)答えたのでした(笑)。


しかし、もし建ってみてやはり玄関が暗ければ、我が家のプチ後悔ポイントになるかもしれません。


皆さんも、もし明るい玄関を作りたいのであれば、窓の配置計画はしっかり相談された方が良いと思います。

3.トイレの位置

またまたトイレの失敗・後悔の話です。先ほどは「階段下トイレ」の“狭さ”が我が家の(というか私の)大きな失敗・後悔ポイントであることをお伝えしましたが、今回はトイレの“配置”を失敗したという話です。


結論から申し上げると、「我が家の場合、トイレは風呂の近くに設置するべきだった」ということです。


まず大前提として我が家はチビたちが4人もいます。そしてその4人のチビたちの誰かが、ほぼ毎回風呂に入る前にトイレに行くのです。


このようなことから、トイレの位置は風呂の近くが良かったなと、今密かにちょっぴり後悔しています。


できれば下の写真のように、玄関のトイレとは別に、脱衣所にもう一つトイレを設置できれば良かったかもしれません(pinterestより)⬇️

これなら私の念願の「ネオレストNX」も設置できたかも・・・??


しかし、これは予算の都合上トイレを一階に二つ置くことは叶いませんでしたし、妻がこの「洗面脱衣所と同じ空間にトイレがある」という環境を忌み嫌っている人でしたので、私がそうしたくても絶対に許してもらえなかったと思います。


ですから、ベターな方策としては、以下の写真のように、洗面所と脱衣所・浴室を分けて、その間にトイレ部屋を設置するということが良かったかもしれません(pinterestより)⬇️

しかし、玄関から風呂場までの距離が長くなっている我が家の間取りでは、それも難しく、もしそのような間取りにしたいのであれば、間取り自体をかなり変更しなければならなかったでしょう。


皆さんも、ぜひトイレの「広さ」だけでなく、「位置」にも十分気をつけてくださいね。


これは個人的見解ではありますが、玄関からも風呂場からもアプローチしやすい場所にトイレがあれば、全体として非常に良い間取りになる気がします。

4.計画だけで終わったマスターベッドルーム

これも階段下トイレほどは激しく後悔しているわけではありませんが、私の中では比較的大きな後悔ポイントになります。


ラグジュの本橋さんの以下のYouTube動画をご視聴なさっている方であればご存知と思いますし、これはすでに過去記事でも書いたことではありますが、私は寝室を一般的な寝室ではなく、海外やホテルでは主流の「マスターベッドルーム」にしようと計画していました⬇️

ズバリ!!予想!!未来の間取りプラン!!住宅の家づくり未来に必要な物って?

「マスターベッドルーム」とは、欧米では主流の間取り・部屋の一つです。


そこにはもちろんベッドやクローゼット(WICなど)が配置されており、「寝室」としての機能を持つのは当然のことながら、シャワーブース(オンスイートバスルーム)や洗面台・トイレなども設置されており、そこでその家の「主人(あるじ=マスター)」である人が、ある程度完結した生活を営める部屋となっています。


ラグジュの本橋さんなどは、上の動画でも述べておられることですが、この間取りが「近い未来に主流の間取り」になっていくのではないかと予想されています。


私が調べた限りでは、特に英国ではこのマスターベッドルームが当たり前というか、家庭が円満であるためにはまず夫婦が円満であることが必要で、何よりもまず「夫婦の関係性」を優先するという趣向があるようです(参考図書:「日本に住む英国人がイギリスに戻らない本当の理由」⬇️)
https://www.amazon.co.jp/日本に住む英国人がイギリスに戻らない本当の理由-ワニの本-井形慶子-ebook/dp/B076M4XTZM
だからこそ欧米では、一生のうちで状況が変化(例えば結婚・出産・育児・転勤・育児終了・配偶者との死別・・・etc)する度に何度も引っ越すが、「単身赴任」などというものはほとんど存在せず、夫婦が別々に暮らしたりはしないし、家庭内でも別々の寝室で寝たりはしない。夫婦の部屋は同じと決まっている(ことが多い)。特別な日にはベビーシッターに子供を預け、夫婦でお出かけをする。


そして家の中では子供は別室で寝かしつけ、夫婦はマスターベッドルームで時には一緒にシャワーも浴びるし、一緒に語り合い、一緒に寝る。朝は一緒に起き、一緒に歯を磨いてWICなどで一緒に身支度をし、一緒に子供の身支度もさせる。


このような夫婦であれば、そうでない夫婦よりも円満に過ごせる、というのは当然ではないでしょうか??


しかし、このような欧米の価値観は、やはり日本人的には受け入れ難いものなのでしょうか??


日本人(特に女性)は、結婚前や結婚してすぐはそうでもないですが、子供が産まれたら何よりまず子供を優先するのが当然で、夫との関係性など後回しにしてしまいがちな人が多いような気がします(根拠のない個人的見解ですが概ね正しいのではないでしょうか)。
共働き世帯が増えたとは言え、ベビーシッターや家政婦を雇ったりする人はまだまだ少数派で、やはり出来る限り自分たちで子供を見るというのが普通で、子供中心の生活になっている家庭が多いのではないでしょうか??


そのような典型的な日本人の家庭では、家の中でも欧米のような「マスターベッドルーム」のような間取りはなく、幼い子供を別室で寝かせるという習慣もないため、子供が幼いうちは完全に夫婦が同じ部屋で二人っきりで寝たりするということはほとんどない。ましてや欧米のように一緒にシャワーを浴びたり風呂に入ることもなければ、一緒に起きて一緒に身支度をしたりすることも少ない(共働きであれば余計に寝る時間や起きる時間も異なったりするでしょう)。


そんな中で価値観や情報の共有がしにくく、夫婦円満を保つことが難しくなっていくというのは、私からすると至極当然のことのように思えてしまいます(もちろん人によるのでしょうけれども)。


ですから、私は夫婦円満ひいては家庭円満のためにも、ぜひ我が家にも「マスターベッドルーム」を導入したいと打ち合わせ途中から考え始め、設計士さんにも相談して、WICの一部に特設シャワールームを造設する予定でした(写真はLIXILさんのシャワーブース)⬇️

しかしながら、このような「マスターベッドルーム」の話をした際に、妻には「そんな寝室を作るつもりなら、私は貴方と一生一緒に寝ない」とまで言われてしまいました・・・(泣)


結局考えに考え抜いた(つもりだった)私の「マスターベッドルーム構想・計画」はあえなく撃沈。シャワーブースも、企画していたシアタールーム化も、全て却下となりました。


さて、皆さんは欧米やホテルでは主流の「マスターベッドルーム」について、どう思われますか??


今よりさらに夫婦円満・家庭円満を望むのであれば、夫婦ともに満足出来る「マスターベッドルーム」を計画してみてはいかがでしょうか??

5.導入できなかったカーペットフロア

最後の後悔ポイントは寝室やファミリークローゼットなどに採用したかったカーペットです。


これも激しい失敗・後悔というより「プチ後悔」というくらいなのですが、今でも後ろ髪引かれる思いはあります。


カーペットについての話は、以下のクオホーム本田さんや、ラグジュ本橋さんの動画をご覧ください⬇️

ウールカーペットは本当にメンテナンスが大変なのか?聞いてきた【前編】堀田カーペット様

ウールカーペットの魅力を体感してみた【後編】堀田カーペット様

【究極の住空間を求めて】カーペットのミライ!はどうなる?堀田カーペット、日本カーペット工業組合 #カーペット
これらの動画をみて、「堀田カーペットさんのカーペットフロア(woolflooring)を導入したい」と思わない人はいないのではないでしょうか??⬇️

個人的にもとても気になっていたので、堀田カーペットさんに直接問い合わせたところ、


「新築を建てられるなら、最初からwoolflooringでカーペットフロアにされることをお勧めします。もし建ててしまった後でカーペットフロアにしたいと思っても、床が無垢床なのでしたら、それをわざわざ剥がしてカーペットフロアにするのはかなり面倒ですし、お金もかかりますから、その場合は自身でタイルカーペット(wooltile)を無垢床の上にDIYされることをお勧めします。でもやはりカーペットフロアの方がウレタンクッションが入るので、圧倒的に踏み心地などは良いですよ」


という回答が得られました。


ですよね!!


やはり新築時にフロアカーペットを導入する方が良いはず!!


でもこれは打ち合わせが終盤だったこともあり、妻にも「お金もかかるし掃除も大変、導入したいなら住み始めてからにして」と言われ、あえなく却下。


とりあえず寝室には住み始めてから堀田カーペットさんのタイルカーペットをDIYして導入しようと思います。


皆さんも、もしカーペットに憧れがあるなら、是非とも堀田カーペットさんに問い合わせを!!⬇️





さて、以上が今の時点での我が家の(というか、私の)後悔・残念ポイントでした!!


いかがだったでしょうか??何か参考になりましたでしょうか??



他にも細かい後悔ポイントがいくつかあるのですが、やはり何と言っても「階段下トイレ」がダントツの後悔ポイントです!!


ああ、家が建つ前から、これほどまでに後悔することになるなんて!!!設計打ち合わせの時点に戻りたい!!


なぜ狭小住宅でもないのに、トイレを階段下に設置するなどという愚かなことを選択したのか!!


本当に悔やまれます。


もちろん設計士さんはプロですから、考えに考え抜いた間取りを提案してくれます。


今回の「階段下トイレ」の提案も、私のわがままを最大限聞き入れてくれたからこそです。


しかし、実際にそこに住むのは私たち施主なのです。ですから設計士=「設計のプロ」が考えた間取りが絶対に正しいわけではありません。実際に住んだ時のことを、私たち自身ができるだけ具体的に想定しながら打ち合わせを進めていかれることをお勧めいたします(間取り提案時に、3Dイメージがあれば、なお良かったかもしれませんが)。


当たり前ですが、家に住む上でその間取りは決定的に重要ですからね!間取りの良し悪しで住み心地や資産価値まで変わってくるかも!?