チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【我が家のこだわり】その①:無垢床

こんにちは、チリです。
本日は4月6日の月曜日です。


先日自宅近くの公園で家族で花見をしました。

世の中の喧騒が嘘のように、咲き乱れた桜の花の下で子供達が遊んでいて、その情景を見るにつけても本当に世知辛い世の中が疎ましく思われ、ずっとこの瞬間が続けば良いのに、と思いました。



さて、また前置きが長くなりましたが、今回から我が家を建てる時に家の性能以外でこだわりたいことについて書いていきたいと思います。これからマイホームを建てる方の参考になればと思います。


私が(家の性能以外で)こだわりたいことは主に3つあります。それは、


①無垢床
②造作(オーダーメイド)
③電力の自給自足


です。それぞれについて順に書いていきたいと思います。
今回は①の無垢床についてです。

こだわり①:無垢床

床材を合板にするか?無垢にするか?

みなさんもご存知の通り、俗に言う「フローリング」には、一般的に合板が使用されています。
これは根太(ねだ:床板を支える横材)の上に「合板」を敷き、その一番上だけにプラスチックを含浸させて木目をプリント加工したものです。
私はこの一般的なフローリングで使用されている合板のことを否定するつもりは全くありませんが、残念ながらこれは本当の木とは到底言えません。”偽物”とまでは言わないまでも、接着剤などの有害性のあるVOC(揮発性化学物質)が使用されている化学建材であり、”作り物”の木であることは間違いありません。
また、このような化学木材は、短期的なメンテナンスが必要ない代わりに、一般的には10年〜20年くらいで張り替える必要と言われており、長期的にみた場合のメンテナンスコストはばかになりません。


私はこのような合板フローリングを使用したいとは思いません。なので、床は無垢一択です(ただし、キッチンや水回りにはフロアタイルを使用しても良いかとは思っています)。


ちなみに、実家でもいたるところに無垢材を用いていたからか、私自身は無垢材に対してとても親近感があります。
特に、私の実家では国産ヒノキの無垢材を使用した床になっており、メンテナンスは大変そうだったイメージが残っていますが、それでもマイホームの床材は絶対に無垢材を使用したいと思っています(ヒノキを使用するかは別にして)。
あの天然の木の独特の温かみと色合いと表情のバリエーション、そして肌触りの良さなどは合板フローリングではとても味わえないものです。
また、「接触温度」と言って、無垢材と合板を比べた時に、実際の温度は双方変わらないのに、触った時に温もりを感じるのは無垢材であるということがわかっています。


さらに、本物の無垢材は断熱性・調湿性・防音性・耐久性も優れており、きちんとメンテナンスさえすれば、本当に長持ちする床材だと思います。一般的にも50年以上はもつと言われています。私の実家の無垢床も、メンテナンスが行き届いているおかげで、20年経った今でも新築時と変わらず美しい状態を保っています。


ですから、私は個人的には床は絶対に無垢材を使用したいと考えています。

無垢材のデメリットは?

先述した無垢材の良さは、実際に無垢材を使ったことのある人にしかわからないものかもしれません。


ただし、無垢材にももちろんデメリットはあります。以下にそのデメリットを書いていきたいと思います。

・コストが高い

コストが高くつくことは最も大きなデメリットです。床材も予算に合わせて選ぶことが大切です。しかし、長期的な目で見た場合には、10年〜20年目で張り替えが必要な合板フローリングに比べればるかにメンテナンス費用はかからないと言えるでしょう。ですから、予算内に収まるのであれば、初期費用が高くてもぜひ無垢床を選びたいところです。

・メンテナンスがめんどくさい

無垢床は温熱環境によって剃りやすかったり、傷ついたり汚れやすいため、日々のメンテナンスが必要です。
確かに私の実家でも、頻繁に乾拭きや床磨きをしていましたし、数年に一度は全面的にワックスがけを行なっていました。無垢の風合いや材質を保つためには、このようなメンテナンスが欠かせません。これがめんどくさいという人はやめておいた方が良いかもしれませんが、私は無垢床にはそれを補って余りあるメリットがあるので、めんどくさいメンテナンスをしてでも無垢床を選んだ方が良いと考えています。


ところで、実は無垢材はメンテナンスが楽だとする記事も見つけました。ぜひ参考にしていただきたいと思います⬇️

・床暖房との相性が悪い

無垢材は乾燥や熱に弱いため、床暖房には不向きです。
これは床暖房も採用したいと考えている人にとっては大きなデメリットでしょう。
しかし、最近では床暖房に対応した無垢フローリングも増えてきているようなので、無垢床も床暖房も採用したいと考えている人はそのようなものを選んでも良いかもしれません。
ただし、私自身は断熱性・気密性を高めた家づくりがきちんとできているのなら、そもそも床暖房は全く必要ないと思っていますので、もちろんマイホームには床暖房は採用しません。

サステナビリティやトレーサビリティにもこだわるべし!!

どうせ上質な無垢床を選ぶのなら、「サステナビリティ(sustainability):持続可能性」や、「トレーサビリティ(traceability):追跡可能性」にもこだわっても良いでしょう。


例えば、ウェルネストホームで標準仕様として採用している無垢材は、デンマークのFSC認証林(樹齢200年)のヨーロピアンオークで、違法伐採の疑いのある木材は一切使用していません。


さらに、ウェルネストホームでは持続可能性の高い社会を目指すため、環境保護を考えて良い物を長く使うことを基本理念としています。そのため、原材料となる木材のトレーサビリティだけでなく、製造する工場の条件にもこだわりを持っています。その条件とは、以下の通りです。


・環境保護に対しての強い意識がある
・労働環境に対しての強い意識がある
・環持続可能な森からしか原材料を仕入れない
・品質の良い物を安定して作る事ができる
・F☆☆☆☆(Fフォースター)で生産できる
・ヨーロッパレベルのマーケット・デザイン能力を持つ
・実際に北ヨーロッパへの輸出の実績を多く持つ


実際には、木材自体はマレーシア工場で作られているそうですが、この木材のTraceability(材料の元の木を検索できる)システムが確立されており、その認定はMTCSやPEFC(東南アジア版FSN認定)と呼ばれているそうです。


このような、持続可能な形(サステナビリティ)で、トレーサビリティのある木材を使用した家を建てたいというウェルネストホームのこだわりが、私のこだわりにもなりました。


上記のようなことに興味のある方は以下の記事も読んでみてください⬇️

http://www.env.go.jp/nature/shinrin/download/DemaeKoza.pdf



以上が私のマイホームへのこだわり第一弾、無垢床について、でした。
少しでも参考にしていただければ、幸いです!!