チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【洗濯機・乾燥機選び】熱水洗濯のススメ(2021年5月14日追記)

こんにちは、チリです。本日は2020年7月24日の金曜日です。


我が家がウェルネストホームと工事請負契約をしてから、仕様打ち合わせに入り、すでに2回打ち合わせを行いました。コーディネーター資格をお持ちの方も交えての打ち合わせを行いましたので、その時のことはまた別の機会に記事にしていきたいと思います。


さて、今回は主婦の皆さんが必ず一度は悩むであろう洗濯機・乾燥機の話をしてみたいと思います。


ただし、この記事で述べることは完全に個人の見解であり、それ以外の見解を否定するものではございませんので、注意してください。あくまでも参考までに。


何個か洗濯機を使用してきてわかったこと(個人的見解)

私はこれまでの人生で、実家で使用していたものは除いて、何種類かの洗濯機を実際に自分で使用してきました。


私は大学生時代に一人暮らしし始めた時に、初めてドラム型の洗濯機(乾燥機能付き)を購入しました。どのメーカーのものを使っていたかは忘れてしまいましたが、当時はほとんど乾燥機能は使用していませんでした(洗濯・脱水のみであとは外干ししていた)。計5年間使用しました。


次に、働き始めてから結婚するまでの一人暮らしの間は、乾燥機能がいらないという判断で、縦型の洗濯機を購入しました。これは確か日立製のものでした⬇️(イメージ、メーカーHPより)

これは計2年間使用しました。


そして、結婚してから今に至るまでに2つの洗濯機を使用してきました。

一つ目はパナソニック製のヒートポンプ式ドラム型洗濯乾燥機⬇️(イメージ、画像はメーカーHPより)

ヒートポンプ式についてわからない人は、以下の記事を参考にしてください。すごくわかりやすかったので⬇️


このパナソニック製の洗濯乾燥機は計3年間使用しましたが、メンテナンスを怠っていたからかはわかりませんが、使っているうちにすぐにドラム内が臭くなり、乾いた時の匂いをいつも気にしていました。また、これは妻に聞いてわかったことですが、子供の人数が増えるに連れて洗濯物の量も増え、たまに1日に2回洗濯機を回したりしなければならないこともあったそうです。しかし、一度洗濯機を回し出すとドラム式の場合途中で止められず時間がかかりすぎて困る、ということが何回もありかなり不便を感じていたそうです。


そこで、以前に住んでいた賃貸物件に引っ越した際に買い直した2つ目の洗濯機は、東芝製の縦型洗濯機(乾燥機能なし)にしました⬇️(イメージ。画像はメーカーHPより)

これは今の賃貸でも使用していますが、流石に縦型だけあって洗浄力はドラム式より良く、かつ洗濯時間が短いし、途中で開閉ができるのでそこは便利なようですが、乾燥機能がついていないため、家族6人分の洗濯物を干して乾かすのにかな〜り時間がかかります。ぶっちゃけただでさえ6人分の家事と掃除をしなければならない我が家では、この時間はかなりのストレスです。


このように、いくつかの洗濯機を使用してきて感じた(私の中での)重要なポイントは、


①一般的にドラム型は縦型より洗浄力が弱い

②ヒートポンプ式ドラム型洗濯乾燥機は優れた乾燥機能が付いているが、メンテナンスしていないとすぐに臭くなる

③洗濯乾燥機は圧倒的に家事の時短になるが、洗濯乾燥するのに時間がかかる(なおかつ途中で止められない)

④縦型は途中で開閉ができるため、ドラム型(一度動かすと開閉できない)に比べるとかなり便利

⑤乾燥機能が付いていない縦型は、ただでさえ時間のない主婦の敵(干して乾かすのに時間がかかり過ぎる)!!


ということです。


特に、我が家では家族6人分の洗濯を日常的にやっている妻にとって、やはり「家事の時短」は必須であり、乾燥が自動でできない、ということは致命的にダメな気がしています。


我が家の洗濯機を選ぶ基準

ところで、皆さんは洗濯機や乾燥機をどのような基準で選ばれているでしょうか?


我が家では先述の通りで、家事の時短のためにも乾燥ができることは必須であり、乾燥機能付きの洗濯機を採用するか、あるいは洗濯機と乾燥機を1台ずつ別々に導入することが必要であると感じています。


そしてもう一つ、面倒臭がりの妻と私にとって、できるだけメンテナンスフリーであることが望ましく、そのためには最小限のメンテナンスでも雑菌が繁殖せず、臭くなりにくいことが必要です。


ですが、日本の洗濯機はドラム型であろうが縦型であろうが、洗濯自体はお湯でなく水を使用するため、よほど洗浄力・殺菌力の強い洗剤を使用するか、乾燥機能が付いていれば乾燥の時にヒーター式のように高音乾燥させることができないと、服などについた雑菌を除去できず、何度か洗濯を繰り返すうちに必ずカビや雑菌が繁殖して嫌な臭いを発生させます。


しかし、私の家族(特に妻の手)は皮膚が荒れやすく、殺菌力の強い洗剤はできるだけ使用したくありません。実は現在我が家では、「ココナツ」という環境負荷が低く、肌にも優しいヤシの実洗剤以外はほとんど使用していません(以下画像はメーカーHPより)⬇️

もちろん、我が家は洗濯洗剤にもこの「ココナツ」を使用しています。


また、高温乾燥できるヒーター式洗濯乾燥機だと高温乾燥(100℃以上)で服を傷める可能性がある上に、ヒートポンプ式洗濯乾燥機と比べるとダントツで光熱費がかかります⬇️


そもそも、高気密高断熱を志している我が家にとって、ヒーター式という選択肢はあり得ません。なぜなら、ヒーター式乾燥機から暖められた湿気を帯びた空気が出てくることは、室内温熱環境にとって害悪でしかないからです。最近では冷却装置がついているタイプのものもあるそうですが、それだと余計に光熱費や水道代は高くなり、乾燥機はヒートポンプ式一択になります。


ちなみに、ここで少し医学的なお話を付け加えておくと、熱による消毒・滅菌方法では、40℃〜60℃の温水では全く十分ではなく、熱水消毒ができるのは、80℃で10分が一つの基準とされています。ただし、この場合でも芽胞形成細菌は滅菌されるに至らず、それ以外の一般細菌を感染可能な水準以下に抑えられる程度のものです⬇️

https://www.med.or.jp/kansen/guide/steri_sum.pdf


つまり、我が家で採用することになるであろうヒートポンプ式の乾燥形態では殺菌・滅菌効果を求めることはできない以上、できるだけメンテナンスフリーで衣服や洗濯槽のカビ・雑菌の繁殖を防ぎ、臭いを除去したければ、洗濯時に80℃以上の熱水を用いる必要がある、ということなのです!!


国内メーカーの製品は熱水洗濯できない!!

そこで早速この条件(=80℃以上の熱水で洗濯できる)がクリアできる洗濯機をネットで探してみましたが、国内メーカーでこの条件をクリアできている製品はただの一つもありませんでした。ただし、国内製品で60℃の温水で洗濯できるものはいくつか見つかりました⬇️


でもこれどちらのHPにも「60℃で除菌」って書いてあるけど、正直軽く詐欺ですよね。全く除菌できるという根拠がないどころか、60℃では除菌できないとされているわけで・・・。


これは日本国内メーカー製品には望みはない!と感じ、海外メーカーののものを調べてみました。そしたら出てくるは出てくるは・・・!!

そもそも日本と海外では洗濯の考え方が違うということもわかりました⬇️


この記事によれば、


『欧州を中心に使われている国際標準化機構(ISO)の「洗濯表示」には、洗濯液の最高温度が「セ氏95度」という記号があり、実際の洗濯機も洗濯液の温度をセ氏95度にまで設定できるそうだ。「ドラム内の殺菌のためにも定期的にセ氏95度で空洗いすることを勧めている」と欧州の家電メーカー関係者は話す』


とあるように、欧米では高温洗濯が当たり前なんだとか。日本では考えられないですよね・・・。


ここで、80℃以上の熱水で洗濯できる海外メーカーの製品を紹介しておきましょう⬇️

・ワールプール社

ビルトインタイプの洗濯乾燥機。最高90℃のお湯洗浄可能⬇️(画像はhttps://www.order-kitchen.com/washing/2016/01/09/144より拝借)

・ミーレ社

言わずと知れたミーレの洗濯機。これまた90℃まで加熱洗濯可能(画像はメーカーHPより)

・アスコ社

スウェーデンの家電メーカーの製品。最高95℃の熱水洗濯可能(画像はツナシマ商事HPより)⬇️

・エレクトロラックス

これまたスウェーデンに拠点を置く世界的な大手家電メーカーの製品。80℃で10分以上の除菌洗濯モード搭載(画像はツナシマ商事HPより)⬇️


エレクトロラックス、君に決めた!?

上記の80℃以上の熱湯で洗濯できる海外メーカー製の洗濯機の中で私が目をつけたのが、「エレクトロラックス」社の「my PRO WE170V」


この製品の説明については以下記事を参考に⬇️


実はこの洗濯機は乾燥機能がついていないドラム型洗濯機であるため、乾燥機が必須である我が家では、ドラム型乾燥機である「my PRO TE1120」もセットで購入することを企んでいます。

この洗濯機の良いところは、何と言っても高温で除菌しながら洗濯できる、というところではありますが、画像を見る限りではそのデザインも秀逸であるように感じられました。

日本製洗濯機の多くは、天板が樹脂製の上に天板部に給水ホース接続部がありますが、myPROシリーズは天板部がフルフラットなうえ、前面パネルと天板部はステンレス製になっています。これは見た目に高級感があり、スタイリッシュでなんともオシャレですよね!!


しかも、同じ海外製のものであるミーレの洗濯機とは違って、「どんな洗剤でもOK」というところも、「ココナツ」というヤシの実洗剤を専ら使用している我が家にとっては大きなメリット。

ただ、デメリットとしては、その躯体を置くスペースが必要であること。乾燥機もセットとなると、2台並べなくてはなりません(ちなみに2台並べると幅は約120cm)。


さらに、電源、給水、排水は家庭用洗濯機と同じ簡単設置ですが、200V電源対応なので販売店と相談して事前に設置条件をチェックしてもらう必要があります。


さらなるデメリットとして、欧州のエネルギー基準で最高レベルのA+++を達成していて、省エネ性能は高いとはいえ、セミプロ向けの「my PRO」シリーズは、ランニングコストよりも洗浄力、乾燥力を重視したものなので、熱をかけない家庭用のタイプと比べると若干高くなるのは仕方ありません。


先ほどのリンク記事によれば、


洗濯機(WE170V)の消費電力は、0.7kWh(約18円)

乾燥機(TE1120)の消費電力は、4.65kWh(約120円)


です。すなわち、洗濯乾燥1行程の間に、約140円かかるわけで、これを毎日繰り返すとすると、もはやそれだけで一月4200円、年間50400円・・・。


この電気代はどう考えても一般家庭においては高すぎる!!

でもそれを踏まえても洗濯機だけでも導入する価値はある!?

乾燥機だけ別で買うか・・・。ああ、悩む!!


こんな時、オール電化でなければ、海外のものと比較すると圧倒的に安いガス乾燥機であるリンナイの「乾太くん」を買っても良いのですが・・・⬇️


まぁぶっちゃけ、それより何より一台30万以上かかるようなので、初期費用がかかり過ぎることが最大の欠点なのですがね(汗)

ミーレさんよりはだいぶ安いとは言え、この海外製の洗濯機・乾燥機を導入しようと思うと、かなりの気合いが必要です。


ところで、日本の国内メーカーはなぜ熱水を用いられる洗濯機を販売しないのでしょうか??


ハウスダストの原因となるダニやカビ、そして雑菌などに意識の高い人たちのうち、みんながみんな乾太くんやヒーター式の乾燥機を導入できるわけではないのに。

熱水洗濯機には一定の需要がある気がするのですが・・・。

不思議です。


追記(2021年5月14日):Miele様の洗濯機・乾燥機に変更!!

我が家は先月ついに上棟が終わり、配管工事をする段階になりました。ここにきて、給排水工事もしなければならない段階になり、再び洗濯機・乾燥機について真剣に考え始めました。


そこで、衝撃的なことに気づいてしまいました。


省エネ性能が高いエレクトロラックスの乾燥機だから、高気密高断熱住宅には最適な「ヒートポンプ式」であるに違いない!


とよく調べもせずに勝手に思い込んでいたのですが、このエレクトロラックスの乾燥機、実はなんと「ヒーター式」であることがわかりました!!⬇️


この記事にちゃんと「排気方法はコンデンサー式」と書いてあるではないか!!


ちなみに「コンデンサー式」とは、「熱を凝縮(condense)して排出する」方式のことで、これは乾燥機の感想方式が「ヒーター式」であることを示しています⬇️


これはかなりショック!!!



・・・ということで、温熱環境に負荷のかかる「ヒーター式」は選びたくないということで、エレクトロラックス社製の洗濯機・乾燥機は潔く諦めることにしました。


そこで、海外製の乾燥機で「ヒートポンプ式」のものを調べていたら、なんとあの高級ブランド家電メーカーである、Miele(ミーレ)様から、「ヒートポンプ式」の乾燥機が販売されているではありませんか!!


しかも、もともとはMiele様も乾燥機は「ヒーター式」だったそうで、この「ヒートポンプ式」のものは、ちょうど一年前に販売されたばかり!!⬇️

しかもそのMiele様の乾燥機を妻に紹介したところ、その可愛いデザインも気に入ったようで、「これにしよっ!!」のツルの一声(笑)


早速大阪でMiele家電を販売している「グローブ社」さんのショールームに行ってきました⬇️


ミーレの洗濯機・乾燥機の説明を受け、見積もりを出してもらいました。


さて、そのお値段はというと、




・・・しめて、66諭吉也!!



うーん、さすがに高級家電!!見た目は可愛いのに値段は全然可愛くない!!

(妻はそれでも買う気満々・・・)


しかし、熱水洗濯はしたいし、洗濯機・乾燥機できれば同じブランドで一緒に揃えたいし、でもヒーター式は温熱環境的に良くないし、で結局ミーレ製の洗濯機・乾燥機の購入を決定しました!!⬇️

そしてそれに伴い、洗濯機・乾燥機の上に造作棚を作ってもらい、少し「ビルトイン」っぽくすることに。


まさか我が家にMiele様の洗濯機を置くことになるとは思ってもいなかったので、正直ちょっと嬉しい。


このミーレの洗濯機・乾燥機に関しては、また住み始めてからレビューしたいと思います!!

【家づくりの失敗・後悔】建つ前から後悔していること

こんにちは、チリです。

本日は2021年4月23日金曜日です。


またまたご無沙汰していましたが、先日ついに我が家の棟上げが完了いたしました⬇️



今後の家づくりのプロセスなどは、写真付きでInstagramにアップしていく予定ですので、興味のある方はぜひそちらをご覧になってください⬇️


やはり家の形がはっきりすると、夢にまで見たマイホームがいよいよ建つのだという実感が一気に湧いて、ワクワク・ドキドキしますね。


棟上げの日は、私も妻も二人で興奮しきりでした。


ちなみに我が家はハウスメーカーにも勧められませんでしたので、上棟式は行いませんでした。その代わりに大工さんには紅白饅頭と昼食のお弁当を振る舞い、地ビールを手土産に私ました。



さて、ついに上棟まできた我が家の家づくりですが、実は今の時点ですでに個人的に「これは失敗したな〜」と思っていることがいくつかあります。


今日はその「失敗だな」と思い、後悔していることを5つご紹介したいと思います。



今の時点での(個人的に思う)我が家の失敗・後悔

1.階段下トイレ

これはかなり激しく後悔しています。もし今設計打ち合わせをしていた頃に戻れるなら、まずこの階段下トイレを絶対に止めて、トイレはできるだけ広くしててできればネオレストNX(TOTOの最上位機種)を設置します⬇️

当時の私は、愚かにも本当にトイレのことを甘く見ていました(トイレさん、すみません)。


というよりも、「トイレと洗面台は別々に設置したい」という考えで頭がいっぱいで、なおかつ洗面台を造作にしたいという思いが強く、そこに重きを置いており、トイレを2の次に考え過ぎだったのです。


実は当初のプランでは来客のことも考えて、以下のように玄関近くに「洗面台+トイレ」のレストルームを配置する予定だったのです⬇️

本当はこれがトイレの配置としては、ベターな間取りだったのかもしれません。


しかし、私が「玄関の洗面台はトイレと別々に配置し、なおかつ洗面台は造作にしたい」などと駄々をこね、なおかつ「風水的にトイレを北東には持ってきたくない」などと訳のわからないことを言ってしまったのです(今思えば血迷っていたとしか言いようがない・・・)


そんな私のわがままを叶えるべく、設計士さんも試行錯誤した上で、以下のようにトイレと洗面台を分離したのですが、結局隣同士にはならずに、かつトイレが階段下になる間取りになってしまったのです⬇️

上図はイメージ(pinterestより)


当初はこれはこれでいい!!と思っていました。階段下であることのデメリットよりも、トイレの位置に満足してしまっていたのです。


また、「階段下でも十分広く取れますから大丈夫ですよ」という設計士さんの言葉にも妙に納得してしまい、その後自分でトイレについて詳細に調べてみることすらしなかったのです(私としたことが、なんという失態・怠慢!!!調べなかった自分が許せない!!!)。


それが初めて私の中で後悔に変わったのは、設計打ち合わせが終わって本契約をし、仕様打ち合わせでトイレの仕様決めにTOTOさんのショールームへ赴いた時でした。


その時に、TOTOのショールームを案内してくれたスタッフのお姉さんに、「できればネオレストNXを設置したいんですが」とお願いしたところ、「0.5坪のトイレにはネオレストNXの設置はオススメできません。普通のネオレストよりもNXはだいぶ大きいので、お客様の広さのトイレだとかなり窮屈になりますよ」と言われたのです。


これを聞いて、正直私としてはかなりショックでした。


「ええ!!??ネオレストNXって0.5坪のトイレには置けないの!!??」


と。その時初めて気がついたのです(ただネオレストNXを置けたとしても、妻には反対されていましたが)。


トイレの広さのことなんか、全然気にしてなかった・・・!!!!


そこからトイレの広さについて初めて調べ始め、後悔すること山の如し。
「0.5坪」という広さではネオレストNXが置けない(わけではないが、置くとかなり窮屈)ということだけではなく、「階段下トイレ」ということにも激しく後悔するようになってしまいました。しかも、よくよく調べれば「階段下トイレ」は“鬼門”ではないか!!なんでだ、なんでなんだ〜!!!設計士さんもホントによく考えてくれたとは思いますが、もっと自分でもよく調べておけば!!!!


しかし、残念ながらすでに本契約は済んだ後・・・。


後悔先に立たず・・・(泣)


妻にも「あきらめなさい」と諭され、私も「洗面台は造作にできるし、我慢しよう」と諦めたのでした・・・。


おそらく私にとっては、これ以上後悔することってないんじゃないかな・・・?と思えるほどの後悔・失敗でした。


「たかがトイレ、されどトイレ」


皆さんもトイレの配置や広さ・サイズに関してはよくよく検討されることをお勧めいたします。よほどの狭小住宅でもなければ、くれぐれも「階段下トイレ」などという選択はされませぬようお気をつけください・・・。


今思えば、階段下は「収納」にするのが良い選択なのではないかとおもいます。


「マイホーム、たかがトイレと侮れど、悔やむ思いは富士山の如し」(字余り)

2.窓のない玄関

これは先述した階段下トイレほど大きな後悔ではありませんが、玄関に一切窓をつけない選択をしたのは、やはり暗くなるかなという不安があり、ちょっとした我が家の失敗ポイントとなるかもしれません(建ってみないとわかりませんが)。


なぜ玄関に窓を設置しなかったかというと、もちろん一番は断熱性・気密性が悪くなり、玄関が寒くなることを懸念したからです。


またもう一つの理由として、現在我々が借りている戸建賃貸物件では、南向きの玄関の東側の壁に窓が設置されていますが、全然明るくなく、薄暗い玄関だったからです。「窓が一つあるくらいでは明るい玄関にはならないな」というのが、我々夫婦の統一見解だったために、玄関に窓はいらないと判断したということです。


ただ、ウェルネストホームクラスの断熱性・気密性があればそこまで気にするほどのことでもないかもしれないし、あかり取りのためにも、下の写真のようにドアの横に一つでも縦長の窓を設置した方が良かったかなと思っています(pinterestより)⬇️

実はこれも設計士さんからは窓を設置するか何度も聞かれていたのですが、その度に夫婦で「要りません」とはっきり(ではなかったかもしれませんが)答えたのでした(笑)。


しかし、もし建ってみてやはり玄関が暗ければ、我が家のプチ後悔ポイントになるかもしれません。


皆さんも、もし明るい玄関を作りたいのであれば、窓の配置計画はしっかり相談された方が良いと思います。

3.トイレの位置

またまたトイレの失敗・後悔の話です。先ほどは「階段下トイレ」の“狭さ”が我が家の(というか私の)大きな失敗・後悔ポイントであることをお伝えしましたが、今回はトイレの“配置”を失敗したという話です。


結論から申し上げると、「我が家の場合、トイレは風呂の近くに設置するべきだった」ということです。


まず大前提として我が家はチビたちが4人もいます。そしてその4人のチビたちの誰かが、ほぼ毎回風呂に入る前にトイレに行くのです。


このようなことから、トイレの位置は風呂の近くが良かったなと、今密かにちょっぴり後悔しています。


できれば下の写真のように、玄関のトイレとは別に、脱衣所にもう一つトイレを設置できれば良かったかもしれません(pinterestより)⬇️

これなら私の念願の「ネオレストNX」も設置できたかも・・・??


しかし、これは予算の都合上トイレを一階に二つ置くことは叶いませんでしたし、妻がこの「洗面脱衣所と同じ空間にトイレがある」という環境を忌み嫌っている人でしたので、私がそうしたくても絶対に許してもらえなかったと思います。


ですから、ベターな方策としては、以下の写真のように、洗面所と脱衣所・浴室を分けて、その間にトイレ部屋を設置するということが良かったかもしれません(pinterestより)⬇️

しかし、玄関から風呂場までの距離が長くなっている我が家の間取りでは、それも難しく、もしそのような間取りにしたいのであれば、間取り自体をかなり変更しなければならなかったでしょう。


皆さんも、ぜひトイレの「広さ」だけでなく、「位置」にも十分気をつけてくださいね。


これは個人的見解ではありますが、玄関からも風呂場からもアプローチしやすい場所にトイレがあれば、全体として非常に良い間取りになる気がします。

4.計画だけで終わったマスターベッドルーム

これも階段下トイレほどは激しく後悔しているわけではありませんが、私の中では比較的大きな後悔ポイントになります。


ラグジュの本橋さんの以下のYouTube動画をご視聴なさっている方であればご存知と思いますし、これはすでに過去記事でも書いたことではありますが、私は寝室を一般的な寝室ではなく、海外やホテルでは主流の「マスターベッドルーム」にしようと計画していました⬇️

ズバリ!!予想!!未来の間取りプラン!!住宅の家づくり未来に必要な物って?

「マスターベッドルーム」とは、欧米では主流の間取り・部屋の一つです。


そこにはもちろんベッドやクローゼット(WICなど)が配置されており、「寝室」としての機能を持つのは当然のことながら、シャワーブース(オンスイートバスルーム)や洗面台・トイレなども設置されており、そこでその家の「主人(あるじ=マスター)」である人が、ある程度完結した生活を営める部屋となっています。


ラグジュの本橋さんなどは、上の動画でも述べておられることですが、この間取りが「近い未来に主流の間取り」になっていくのではないかと予想されています。


私が調べた限りでは、特に英国ではこのマスターベッドルームが当たり前というか、家庭が円満であるためにはまず夫婦が円満であることが必要で、何よりもまず「夫婦の関係性」を優先するという趣向があるようです(参考図書:「日本に住む英国人がイギリスに戻らない本当の理由」⬇️)
https://www.amazon.co.jp/日本に住む英国人がイギリスに戻らない本当の理由-ワニの本-井形慶子-ebook/dp/B076M4XTZM
だからこそ欧米では、一生のうちで状況が変化(例えば結婚・出産・育児・転勤・育児終了・配偶者との死別・・・etc)する度に何度も引っ越すが、「単身赴任」などというものはほとんど存在せず、夫婦が別々に暮らしたりはしないし、家庭内でも別々の寝室で寝たりはしない。夫婦の部屋は同じと決まっている(ことが多い)。特別な日にはベビーシッターに子供を預け、夫婦でお出かけをする。


そして家の中では子供は別室で寝かしつけ、夫婦はマスターベッドルームで時には一緒にシャワーも浴びるし、一緒に語り合い、一緒に寝る。朝は一緒に起き、一緒に歯を磨いてWICなどで一緒に身支度をし、一緒に子供の身支度もさせる。


このような夫婦であれば、そうでない夫婦よりも円満に過ごせる、というのは当然ではないでしょうか??


しかし、このような欧米の価値観は、やはり日本人的には受け入れ難いものなのでしょうか??


日本人(特に女性)は、結婚前や結婚してすぐはそうでもないですが、子供が産まれたら何よりまず子供を優先するのが当然で、夫との関係性など後回しにしてしまいがちな人が多いような気がします(根拠のない個人的見解ですが概ね正しいのではないでしょうか)。
共働き世帯が増えたとは言え、ベビーシッターや家政婦を雇ったりする人はまだまだ少数派で、やはり出来る限り自分たちで子供を見るというのが普通で、子供中心の生活になっている家庭が多いのではないでしょうか??


そのような典型的な日本人の家庭では、家の中でも欧米のような「マスターベッドルーム」のような間取りはなく、幼い子供を別室で寝かせるという習慣もないため、子供が幼いうちは完全に夫婦が同じ部屋で二人っきりで寝たりするということはほとんどない。ましてや欧米のように一緒にシャワーを浴びたり風呂に入ることもなければ、一緒に起きて一緒に身支度をしたりすることも少ない(共働きであれば余計に寝る時間や起きる時間も異なったりするでしょう)。


そんな中で価値観や情報の共有がしにくく、夫婦円満を保つことが難しくなっていくというのは、私からすると至極当然のことのように思えてしまいます(もちろん人によるのでしょうけれども)。


ですから、私は夫婦円満ひいては家庭円満のためにも、ぜひ我が家にも「マスターベッドルーム」を導入したいと打ち合わせ途中から考え始め、設計士さんにも相談して、WICの一部に特設シャワールームを造設する予定でした(写真はLIXILさんのシャワーブース)⬇️

しかしながら、このような「マスターベッドルーム」の話をした際に、妻には「そんな寝室を作るつもりなら、私は貴方と一生一緒に寝ない」とまで言われてしまいました・・・(泣)


結局考えに考え抜いた(つもりだった)私の「マスターベッドルーム構想・計画」はあえなく撃沈。シャワーブースも、企画していたシアタールーム化も、全て却下となりました。


さて、皆さんは欧米やホテルでは主流の「マスターベッドルーム」について、どう思われますか??


今よりさらに夫婦円満・家庭円満を望むのであれば、夫婦ともに満足出来る「マスターベッドルーム」を計画してみてはいかがでしょうか??

5.導入できなかったカーペットフロア

最後の後悔ポイントは寝室やファミリークローゼットなどに採用したかったカーペットです。


これも激しい失敗・後悔というより「プチ後悔」というくらいなのですが、今でも後ろ髪引かれる思いはあります。


カーペットについての話は、以下のクオホーム本田さんや、ラグジュ本橋さんの動画をご覧ください⬇️

ウールカーペットは本当にメンテナンスが大変なのか?聞いてきた【前編】堀田カーペット様

ウールカーペットの魅力を体感してみた【後編】堀田カーペット様

【究極の住空間を求めて】カーペットのミライ!はどうなる?堀田カーペット、日本カーペット工業組合 #カーペット
これらの動画をみて、「堀田カーペットさんのカーペットフロア(woolflooring)を導入したい」と思わない人はいないのではないでしょうか??⬇️

個人的にもとても気になっていたので、堀田カーペットさんに直接問い合わせたところ、


「新築を建てられるなら、最初からwoolflooringでカーペットフロアにされることをお勧めします。もし建ててしまった後でカーペットフロアにしたいと思っても、床が無垢床なのでしたら、それをわざわざ剥がしてカーペットフロアにするのはかなり面倒ですし、お金もかかりますから、その場合は自身でタイルカーペット(wooltile)を無垢床の上にDIYされることをお勧めします。でもやはりカーペットフロアの方がウレタンクッションが入るので、圧倒的に踏み心地などは良いですよ」


という回答が得られました。


ですよね!!


やはり新築時にフロアカーペットを導入する方が良いはず!!


でもこれは打ち合わせが終盤だったこともあり、妻にも「お金もかかるし掃除も大変、導入したいなら住み始めてからにして」と言われ、あえなく却下。


とりあえず寝室には住み始めてから堀田カーペットさんのタイルカーペットをDIYして導入しようと思います。


皆さんも、もしカーペットに憧れがあるなら、是非とも堀田カーペットさんに問い合わせを!!⬇️





さて、以上が今の時点での我が家の(というか、私の)後悔・残念ポイントでした!!


いかがだったでしょうか??何か参考になりましたでしょうか??



他にも細かい後悔ポイントがいくつかあるのですが、やはり何と言っても「階段下トイレ」がダントツの後悔ポイントです!!


ああ、家が建つ前から、これほどまでに後悔することになるなんて!!!設計打ち合わせの時点に戻りたい!!


なぜ狭小住宅でもないのに、トイレを階段下に設置するなどという愚かなことを選択したのか!!


本当に悔やまれます。


もちろん設計士さんはプロですから、考えに考え抜いた間取りを提案してくれます。


今回の「階段下トイレ」の提案も、私のわがままを最大限聞き入れてくれたからこそです。


しかし、実際にそこに住むのは私たち施主なのです。ですから設計士=「設計のプロ」が考えた間取りが絶対に正しいわけではありません。実際に住んだ時のことを、私たち自身ができるだけ具体的に想定しながら打ち合わせを進めていかれることをお勧めいたします(間取り提案時に、3Dイメージがあれば、なお良かったかもしれませんが)。


当たり前ですが、家に住む上でその間取りは決定的に重要ですからね!間取りの良し悪しで住み心地や資産価値まで変わってくるかも!?

【基礎工事】ウェルネストホームは基礎からすごい!!

こんにちは、チリです。

本日は2021年4月12日月曜日です。


またまたご無沙汰しておりました。前回記事から読者数が激減してしまい、多い時で1日に500人近く見ていただいていたこのブログも、訪問者が1日100人を切ることも・・・。

放置しておいて言うのもなんですが、寂しい限りでブログ主としては哀しい限りです。


できればもっと多くの人に読んでもらいたいので、定期的に更新しなければ、と思いつつも、昨年末に本業の方のツイッターアカウントがプチバズってしまい、日々そちらを更新するためにかなりの空き時間を取られてしまったせいで、こちらのブログは放置となってしまっておりました。


また、こちらのブログも書きたいことは山ほどあるのでもちろん続けて参りますが、今後の家づくりの様子などをアップしていければと思い、先月からInstagramも始めました。もし良ければ興味ある方はそちらも確認していただければ幸いです⬇️

Instagra(アカウント名:chiri1205)



それでは、気を取直してブログを書いて参りましょう!!

記事の量は少なくても、内容はどこのブログよりも濃くしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします(読むの暇人だけやな、きっと・・・)。



我が家は地鎮祭が1月21日に執り行われる前に地縄張りはされていたのですが、実はその地縄がズレていたことが発覚し、地鎮祭後すぐに修正されましたが、それ以降全く業者の姿を見なくなり、着工もされず・・・。


当初(打ち合わせ中)は、「年内には着工」と言われていましたが、打ち合わせが長引くにつれて着工も延びていきました。


11月末で打ち合わせは全て終わっていたのですが、ハウスメーカー側からは


「1月中には着工」から「2月入ったら」となり、「2月末には」と、どんどん遅れ・・・。


お〜い、一体いつになったら着工するんだい〜!?


・・・と、結局3月入ってからの着工となりました。


この着工が大幅に遅れた大きな理由は、もちろん昨年の打ち合わせが長引いたからということもあるのですが、現場監督(Hさん)曰く、


「着工現場がいくつも重なっており、人手不足でスケジュールが合わなくて・・・」


ということでした。着工が遅れることは引き渡し時期も遅れることにつながるわけで、家賃の支払いなどのこともあって我が家としては非常に残念でしたが、他の施主さんのことも考えればそれはお互い様でしょうということで一切文句は言わず(というか言えず)。



しかし、着工が始まってからは着々と基礎工事が進み・・・ここまで1ヶ月の間についに基礎工事がほぼ完了しました!!⬇️





今回はウェルネストホームが採用している基礎について、少し詳しく見ていきたいと思います。


ベタ基礎か?布基礎か?

基礎について少しでも調べたことのある人なら「ああ、これはもう聞き飽きたわ」という人も多いのではないでしょうか??


「どうせ、ベタ基礎の方が良いって言うんでしょ??」って思ってますか??


はい、その通りです。理論的にはベタ基礎の方が基礎の強度としては強くなりやすく、かつ他にもメリットが多いために、ベタ基礎を標準としている会社を選んだ方が無難だと思います。


ちなみに、私が調べた中では、以下のシグマ建設株式会社さんの記事が最もこのベタ基礎・布基礎についてわかりやすく解説されていたと思いますので、ぜひ参考にしてみてください⬇️

ベタ基礎

上に挙げた記事中の図を拝借しますが、ベタ基礎は以下のように底盤一面が鉄筋コンクリートになっていて、家の荷重を底盤全体で受け止め、“面”で支えることができるので、一般的には強い基礎になりやすいと考えられます⬇️

また、ベタ基礎は建物の床全体が鉄筋コンクリートで覆われる形になるので、地面からの湿気が防止でき、シロアリや害虫被害のリスクも減らすことができます。

布基礎

布基礎は、下図のようにその断面がT字型になっており、家の荷重を線で支える形になるため、ベタ基礎に比べて基礎の強度は低くなると考えられます⬇️

構床下になる部分は防湿フィルムと防湿コンクリートを打ち、防湿とシロアリや害虫の侵入を抑制しますが、このコンクリートは厚みが薄くて配筋されないことも多く、その場合はその部分の強度はベタ基礎と比べると全くないと言っても過言ではありません。


以上からも、どちらが基礎として優れた工法であるかは明らかではないでしょうか??

地盤の強さによっては布基礎でも良いという判断にもなる可能性はありますが、ベタ基礎で施工できた方が安心・安全と言えるのではないでしょうか??

ベタ基礎の種類

ところで、これは私も基礎について勉強して最近初めて知ったのですが、ベタ基礎にも種類があるのですね⬇️

ちなみに、このうち強度が最も強いものは、③のものです⬇️

私自身が撮影した写真で確認したところ、ウェルネストホームのベタ基礎も③の形(深基礎あり)であることがわかりました。


実際の我が家の砕石後の写真⬇️

鉄筋コンクリートの仕様

ウェルネストホームの鉄筋コンクリートの仕様については、我らが今泉さん(アールデザイン社長、日本エネルギーパス協会代表理事)のコラム記事がとても参考になるので、詳しく知りたい方は是非一読されることをお勧めいたします⬇️


【基礎工事がやたら早いハウスメーカーにご注意!】長寿命で耐久性の高い住宅基礎 5つのポイント | WELLNEST HOME


この今泉さんの記事でも記載されているように、基礎工事で重要なことは、鉄筋を錆びさせないことです。なぜなら、鉄筋コンクリートの寿命とは「鉄筋が錆びるまでの期間」を指すからです。


住宅の基礎は、ベタ基礎であろうが布基礎であろうが、「鉄筋」と「コンクリート」でつくられています。そして、コンクリートはアルカリ性なので、コンクリートが中性化してくるまでは中の鉄筋は錆びません。


つまり、コンクリートの中性化を抑える事ができれば、鉄筋コンクリートの寿命を延ばすことができるということなのです。


そのために重要なことは、


1.(コンクリートの)密度を高める
2.(コンクリートの)厚みを増す
3.(コンクリートを)正しく施工(打設)する
4.(コンクリートを)正しく養生する
5.基礎の表面をコーティングする


ということです。ウェルネストホームではこの5つ全てにひと手間かける事で、基礎の寿命が飛躍的に高められているそうです。


それでは、一般的な住宅と比較してウェルネストホームの鉄筋コンクリートの仕様がどのようなものなのか、もう少し詳しくみていきましょう。

密度(=強さ)

・設計基準強度

構造計算を行う際などに基準とされるコンクリート強度を示すものに、「設計基準強度(Fc)」という概念があります。簡単に言えば、設計基準強度とは建物に必要な「耐久力」のことです。


単位は “N/mm2” であり、たとえばFc=27 と表記されていれば、「この建物は27 N/mm2 の強度で設計されているのですよ」ということを示しています。一般的な日本の住宅で使用されているコンクリートの設計基準強度Fcは、21 N/mm2 程度です。


ウェルネストホームでは、Fc=30 N/mm2 のコンクリートを使用しています。

しかもこれは「呼び強度」と言って、コンクリートが打ち込まれてから28日経過した時の強度をみている値ですから、より安全だと考えられます。


ちなみに、強度30N/mm2とは「1mm×1mmの面積で3kgの力に耐えられる」という意味です。つまり、1m×1m(1m2)の面積で3000トンの力に耐えることができます。実際には安全率をみてこの1/3が許容圧縮強度となりますが、それでも1m2で1000トンにも耐えられる強度です。モノでいえば高層ビルの柱を造るレベルで住宅の基礎を作っていることになるそうです・・・(すごい!!)。

・耐久設計基準強度

また、「設計基準強度」とは別に、「耐久設計基準強度」という概念があります。これは、建築物を「共用する期間によって定められている強度」のことを意味します。簡単に言えば、コンクリートの「耐用年数」を示すと考えても良いかもしれません。


少しややこしい話になりますが、これらは「建築工事標準仕様書:JASS 5」において、「計画共用期間の級」という分類がされており、「短期(30年)」・「中期(65年)」・「長期(100年)」・「超長期(200年)」の4種類あります。そして、具体的な強度の数値は、それぞれ「短期」は、18 N/mm2、「標準」は、24 N/mm2、「長期」は、30 N/mm2、「超長期」は、36 N/mm2 となっています⬇️

ウェルネストホームでは、設計基準強度30 N/mm2 なので、上のグラフで言うと「長期(100年)」に相当するコンクリート強度になりますが、かぶり厚も大きいため、「超長期(200年)」に匹敵する強度があると考えられます。

・水セメント比

水セメント比とは、水(w)とセメント(c)の重量の比率w/c(%)のことをいいます。

当たり前の話ですが、水の量よりもセメントの量が多い方がコンクリートがより強いと言え、水セメント比が小さいほど「強度は大きくなる」・「耐久性が高くなる」・「隙間が少なくなる」、という傾向になります。

つまり、水セメント比は小さい方が良い、ということですね。


しかし現実には、水セメント比が40%を切ると、水の量が少なすぎてバサバサしていて、かえって欠陥を引き起こしやすく、構造的に不利になってしまい、現場で打込むのは不可能です。


国の指針では、「普通コンクリートの単位水量は185kg/m3以下、水セメント比は65%」と定められており、一般的な住宅で使用されているコンクリートの水セメント比は60%程度ですが、ウェルネストホームでは水セメント比50%未満の高密度・高強度コンクリートを標準で使用しています。


厚み(かぶり厚)

基礎工事の鉄筋コンクリートにまつわる話として、「かぶり厚」という言葉を聞かれた方も多いかと思います。これは全く難しく考える必要はなく、単純に


かぶり=「コンクリート面から鉄筋までの最小距離」


と覚えておけば良いでしょう(ちなみに“かぶり厚”とは以下の図の赤枠部分)⬇️

そして単純に、


「かぶりの長さ(=かぶり厚)が長ければ長いほど鉄筋が錆びにくくなる」


ということなのです。


ウェルネストホームでは、鉄筋のかぶり厚を4cm以上と、一般的な住宅より30%向上させています。

養生(コンクリート打設後)

コンクリートを型枠に流し込んでから水和反応が進んで固まっていくまでのプロセスで、急激な乾燥や温度変化、風雨や直射日光から保護したり、十分な強度が確保できるまでの期間振動や外力の悪影響を受けないようにコンクリートを保護することを「養生」といいます。


建築学会から刊行されている「建築工事標準仕様書」によると、一般的な種類のセメントを用いたコンクリートであれば、養生期間は5日以上が標準としています。


一方、ウェルネストホームではコンクリート打設後7日間の湿潤養生を行なっており、十分なコンクリートの強度が出る状態になっていると考えられます。


我が家の養生中の写真⬇️

表面のコーティング

ウェルネストホームでは、型枠解体後に「浸透性無機質反応型改良剤」という特殊なコーティング剤で、基礎をコーティングしているそうです⬇️

このコーティング処理により、中性化現象の要因である水、炭酸ガス、酸化性ガス等の進入を防ぐことができ、基礎の劣化を長期的に抑制することが可能となり、また内部の水分も漏れにくくなるため、打設後の数年における水和反応を向上させる効果も期待できるそうです。


なんかよくわからんけど、とにかくすごい!!

ウェルネストホームは、基礎もすごい!!

ウェルネストホーム・石川組であれば間違いない!!

今回基礎について改めて深く調べていて、やはりウェルネストホームの家づくりは、基礎からこだわりがあって素晴らしいということがわかりました。


ちなみに我が家が立つ地域は、ウェルネストホーム創業時からの加盟会社である石川組(株)の施工エリアです。


石川組(株)と言えば、あの石川社長がトップの会社。ウェルネストホームのYouTubeチャンネルを視聴されている方であれば、過去に何度か登場されているので、ご存知ではないでしょうか??(以下記事は石川社長の自宅を断熱改修したという動画、実家広すぎ!!)⬇️

【マイホーム住みづらい人必見!!効果絶大の断熱改修】暑くて寒くて住みづらい100坪の巨大RC住宅
我が家の基礎工事を担当してくれていた方も、石川組の社員でした。


基礎工事の監督っぽい人は40代半ばくらいで、基礎工事の経験は長いそうですが、石川組には3年前に就職し、大阪など中心に関西の基礎工事を任されるようになったのだとか。大阪千里山モデルハウスも彼が基礎を担当したと仰っていました。


その彼曰く、ウェルネストホーム(というか、石川組)の基礎工事は、現場では施工面でかなりうるさく言われるらしく、かなり細かいところまで注意されたりしたこともあったのだとか。配筋も少しのズレがあっても(部分的に)やり直しを命じられたり、ボルトの付け方も細かく指示されたりしたことがあったとかなかったとか・・・(どんな話だったか忘れました。とにかく現場で細かいところまで注意されるのが度が過ぎると、少しストレスになるくらいだと仰っていました)。


しかし、そこまで徹底してくれているなら、施主側としては安心ですよね!!
石川組が施工エリアの方は、技術・施工面ではまず間違いないと思いますので、安心していただいて良いのではないかと愚考しております。

エコワークスの基礎がヤバい!?

ところで、最後に低燃費住宅九州(当時の名称?施工会社はエコワークス)で建てた施主さんが、基礎の施工が最悪だったというブログを書いているのを見かけましたので、それを取り上げて終わろうと思います(「まこと」さん、勝手な拝借失礼いたします)⬇️

「エコワークス」と言えば、ご存知の方も多い、ウェルネストホーム九州を担当しており、あの小山社長がいらっしゃる会社ですね。小山社長がインタビュワーを務めるYouTubeチャンネルも見たことのある人は多いでしょう(以下は私のオススメ動画。東大教授前先生とのコラボ動画です)⬇️


東京大学 前先生に学ぶ家づくり!『新著:エコハウスのウソ2 』編~エコハウスの常識が、この動画で変わる?~
その小山社長の「エコワークス」が基礎工事で失態を!?一体どういうことなんでしょうか??とても疑問に思った私はそのブログの過程を読んでいきました。そしたら、「エコワークス」が、というよりも提携していた基礎工事を手がける土木業者がよくなかったようで・・・⬇️


その後は基礎工事の業者を変えて、再度低燃費住宅九州(当時)と契約し直し、無事家を建てられてもう2年が経つということでした⬇️


ああ、本当に良かった!!


なんだかウェルネストホーム九州を担当している「エコワークス」で基礎工事のミスがあったというブログを目にして、とても他人ごととは思えませんでした。


まことさん、本当にここまで苦労して建てられて、お疲れ様でした!そして低燃費生活3年目突入、おめでとうございます!!


今後もまことさんの低燃費生活が快適であることを、遠い地で密かにお祈りしております!!


そして今後ウェルネストホーム九州(エコワークス)で施工される方は、おそらくこの一件以来、エコワークスは基礎の土木工事屋さんを変えているはずです。だから「絶対に大丈夫!!」というわけではないと思います。


しかし、家づくりは最終的には「施主側と設計側のお互いの信頼関係」で進んでいくものです。一度そこで建てると決めたのならば、信頼するしかないと思います。

ただそうだとしても人任せにするのは良くないので、できれば施工途中のプロセスを自分自身の目で確認していくことが大事だと思います。


長くなりましたが、ウェルネストホームの基礎について、私なりにまとめました。いかがだったでしょうか?


最後に、Instagramでは実際の我が家での基礎工事の工程をアップしておりますので、興味のある方はそちらも是非チェックしてみてください⬇️

Instagram(アカウント名:chiri1205)


何か参考になりましたら幸いです。

それでは今回は以上です!!