チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【設備仕様打ち合わせ】主寝室だけはこだわらせてください!!

こんにちは、本日は2020年10月19日の月曜日です。


さて、いよいよ本日は私が最もこだわりたいマスターベッドルームについて書いてみたいと思います。

我が家の主寝室の仕様

こだわりポイント1:ホテルライク+シンプルなデザイン

我が家の主寝室はこれからの人生で私が最も長い時間過ごすことになるであろう場所です。なので、できるだけ居心地が良い部屋にしたいと考えています。そのためにはできるだけ飽きのこないシンプルなデザインの寝室にして、なおかつ設備や照明にはこだわって、シンプルながらも機能的でオシャレなホテルライクな雰囲気にしたいと考えています。


私の中での理想のイメージとしては以下のような感じ⬇️

ウェルネストホームは床が標準で無垢床、かつ壁は漆喰なので、それだけでシンプルで上質な雰囲気にはなると思います。そこに高級なベッドがあればそれだけでホテルライクな空間に仕上がると思います。


私は子供が生まれてこの方、夫婦と子供四人と川の字になってフローリングの上に布団を直敷して寝ている状態なので、いつかはこのような上質な高級ベッドを使いたいと思っていましたが、新居では睡眠の質を高めるためにも、絶対に高級ベッドを導入します(ここで宣言してどうする)!!


できればシモンズ製のマットレスで!!⬇️

主寝室にこんなベッドがおいてあるだけでホテルライクな空間はほぼ完成です!


ちなみにベッドは”SCANTEAK”というフィリピンのチーク材を使用した家具メーカーのものを狙っています⬇️

このナチュラルな雰囲気が我が家の家づくりのコンセプトともマッチして、素敵な空間になりそうな気がしています。


さらに、先の写真でお見せしたように水回り(トイレ・シャワー・洗面台)もついていれば、「その空間だけで生活できる」部屋になり、機能的で快適な最高の寝室が出来上がるのではないかと思っています。

こだわりポイント2:シャワールーム

実は私はあるYouTube動画とブログ記事を見てから、将来を見据えて我が家の主寝室はぜひとも海外のマスターベッドルーム仕様にしたいと考えていました。


そのYouTube動画とは、ラグジュの本橋さんが「未来の間取り」について予想されている動画です⬇️


ズバリ!!予想!!未来の間取りプラン!!住宅の家づくり未来に必要な物って?
この動画の中で、コモンスペース(パブリックスペース)とプライベートスペースを分けて考えるのであれば、「主寝室は欧米のマスターベッドルームのように水回りをセットで考えた方が良い」というような趣旨のことが述べられており、それを聞いて私はハッとさせられました。


また、以下のブログ記事でも同様のことが述べられており、欧米では主寝室に隣接する形で水回り(トイレやバスルーム)を配置することで、家のマスターとお客さんのプライバシーが双方守られる形になると考えられているのだ、ということがわかりました⬇️


この考え方ってすごく大事だと思います。今から家づくりをしたい方や今家づくりをされている方は、自分たちが子供や来客者のプライバシーもできる限り守られる形の家づくりができているかどうかについて、もう少し考えてみても良いかもしれませんね。


さらに、以下の記事では海外では日本と異なり、親(特に父親)と子供が一緒にお風呂に入ることなどない、ということが書かれていました⬇️


また上掲記事によれば、欧米ではやはり我が家のように子供と川の字に寝る、などということはせずに、寝室も子供と分けるのだ、ということでした。そして、それは「しつけ」「子供の自立」のためではなく、「夫婦の営み」のためだという話で、これは私からすれば衝撃というか、とても新鮮な話のように思えました。


日本では昔から父親は夜遅くまで働き、帰ってきたら妻は子供と川の字で寝ており、自分も疲れて寝てしまう。あるいは最近だと共働き家庭が増えてきており、そもそもお互い仕事と子育て・家事などに追われて夫婦の時間がなかなか取れず、セックスレスになっていき関係性もギクシャクしてしまう。


このようなことは、往々にして日本の一般家庭ではよくあることなのではないでしょうか??


だからこそ、そうならないように欧米では夫婦のプライベート空間をこそ住宅設計の段階からきっちり確保し、夫婦で良い関係性を築いていこうという意識が高いが、日本ではそのような考え方すらない(と言ったら言い過ぎかもしれませんが、一般的ではない)。それでは夫婦の関係性ももしも悪化した場合に改善しにくいと思いますし、何よりそうなった時に夫婦だけでなく、家族の形が崩れてしまう可能性が高い。


すなわち、自分だけのためでもなく夫婦だけのためでもなく、家族全員のためにも、主寝室を適で過ごしやすい夫婦だけのプライベート空間であるマスターベッドルーム仕様にすることが大切なのだと私は思うのです。


我が家でも、コモンスペースとプライベートスペースを分ける間取りを設段階でわざわざ考えておきながら、今までそのような考えすらなかったことが、私からすれば逆に不思議に思えました。


そこで、妻に主寝室のWIC(の一部)を水回りにして、マスターベッドルーム仕様にする計画について情報共有してみたのですが、見事に烈火のごとく猛烈に反対され、「海外のマスターベッドルーム仕様にするなら、私は絶対に主寝室では寝ない」とまで言われてしまいました。


その理由を聞くと、「余計にカネがかかって無駄だし、水回りの掃除が面倒くさい」からだということでした。これはもっともな理由かもしれませんが、そもそもそこにお金をかける価値があるからこそマスターベッドルーム仕様にしたいと思っているのですが・・・。それに掃除なんか自分でやるし。


しかし、どうやら妻には私の考えを理解してもらうことは無理なようです。どうしても嫌だと言って聞かないので、主寝室をマスターベッドルーム仕様にする計画はきっぱり諦めました。


しかし、主寝室をマスターベッドルーム仕様にしたいと思うよりも前から少し考えていたシャワーブースだけはどうしても諦めきれず、わざわざ”タケシタ”というバスメーカーのシステムオーダーバス(http://www.takeshita.com)と、KOHLER社のオーダーバス(https://jpkohler.com/freeplan/freeplan.html)の見積もりを取ってもらい、LIXILのシステムシャワーユニット(https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/ns/)も検討することにしました。


最初はどうせシャワーブースを作るなら、海外製品への憧れもあり、「グローエ」社製のサーモスタットを使ってみたかった私は、以下の製品をつけた場合にどのくらいの見積もりになるのかを各社に頼んでみました(画像はメーカーHPより)⬇️

他にも床材にサーモタイルをしつらえ、オーバーヘッドシャワーも追加してもらった場合の見積もりを出してもらうと、ななななんと!!


タケシタ:360万円

KOHLER社:440万円


也!!!


なんと、タカラのユニットバスの2倍以上かかる!!


はい、もちろんこれは妻が反対するどうこうの問題以前に、ソッコーで諦めました(笑)。

見積もり取りに一緒についてきてくださった設計のHさん、本当に無駄な時間取らせてすみませんでした!!


ですので、結局はLIXILの既製品の中から選ぶことにしました。「シャワーユニットNS」というシリーズです(画像はメーカーHPより)⬇️

このユニットシャワーは、お気付きの方も多いと思いますが、実はLIXILの高級システムバス「スパージュ」と同じシャワーシステムが標準でついているんです。すごくいいですよね!!ただ、お値段はやはりそれなりに・・・。


施工費用も合わせると、合計で180万円也!!


これでもタカラの風呂よりも高く、私の給料の数ヶ月分もあるのですが、これからローンを返していくために馬車馬のように働くことを考えたら、まあこれくらいのプラスは許容範囲!!と考え、採用することにしました。


しかし、今でも妻からは猛烈に反対されており、私のこだわの部分として受け入れてもらうよう今でも説得中です(本当はそれが家族のためにもなる、と思っているのですが、その考え方を受け入れてもらうことは不可能なようです)。もちろん妻は頑なに首を縦には振らないだろうと思いますが、次回打ち合わせまでにできる限り説得してみようと思っています。

こだわりポイント3:照明・家具

寝室にはダウンライトは一切つけていない人が多いのではないでしょうか??


今私が住んでいる賃貸の寝室にも、シーリングライトが一つついているだけで、それ以外はダウンライトも何もついていません。


新居でもダウンライトはつけず、自分で気に入った照明を選んでつけようと考えています。そして、気に入った照明を施主支給します。


部屋のど真ん中にはシーリングライトの代わりにFLOS社の「MOD.2097」を⬇️

部屋の片隅には、これまたFLOS社の「グローボールフロアライト」を⬇️

その脇には、こだわりのソファ。主寝室には無骨なソファよりも柔らかい印象のあるソファを。

フィン・ユールの「Poet sofa」⬇️

あるいはハイメ・アジョンの「ファウン・ソファ」⬇️

どちらもファブリックでシックな雰囲気ながら、とても柔らかな印象を与えるフォルムのソファで、私が目指すホテルライクながらもシンプルなデザインの部屋にベストマッチするのではないかと(勝手に)思っています。


とはいえ、どちらも高すぎて買えないと思いますが・・・。


実際の部屋の雰囲気は来年の内覧会にて。

こだわりポイント4:シアタールーム

以前より映画鑑賞が大好きだった私は、新築を建てる際にはどこかにシアタールームを作ろうと考えていました。


また、マスメディアは支配者の都合の良い情報しか流さず、テレビはその洗脳道具でしかないため、私はテレビをほとんど見ないので、本来ならばテレビを次の家では購入せず、その代わりにリビングにはプロジェクターと大型の(100インチくらい)スクリーンを設けて、大迫力な映画館のような雰囲気にしてネットに繋いで自分のみたいYouTube動画や映画やドラマを見ることができれば良いな、と考えていました。


しかし、私が「これからの時代、テレビはオワコン。もう見ないし必要ない」という話をしても、妻がテレビは絶対に買ってリビングに置くと言って聞かない(ここでも意見の相違が!!)ので、妻に配慮して仕方なく主寝室をシアタールーム仕様にすることにしました。


最初は「ポップインアラジン」というシーリングライトにプロジェクターがついている商品を採用しようと考えていました⬇️

イメージとしては以下のような感じ⬇️

しかし、我が家では無線LANなどから拡散される高周波電磁波の影響を鑑みて、すべて有線でインターネットに接続する形にしようと考えています。

その詳細は別の記事で述べたいと思います。


なので、残念ながら無線(WiFi)しか対応していないこのポップインアラジンを我が家に採用することは不可能です。


ですから、ネット配信番組などを見る場合には、有線でネットに繋げられるプロジェクターを採用するしかないのですが、今はまだどんな仕様にすれば良いかまとまっておらず、ホームシアター仕様を採用している方のブログを読み漁っているところです。


また細かな仕様は内覧会の際にでもお知らせしようと思います。

こだわりポイント5:床材=カーペット(:10月21日追記)

これ重要なポイントなのに、書くの忘れていました。


我が家の主寝室の床材は、最初は無垢床にしようと考えていました。そして、その場合標準仕様ではなく、採用したい無垢床材がありました。それは、「マルホン」という無垢床専門メーカーの無垢材です⬇️


実はこの会社についても、ウェルネストホームの施主ブロガーである「ひーたんママ」さんの記事で紹介されていたので知ることができました⬇️

我が家のLDKにはヨーロピアン・オークを使用することにしたので、色の濃い無垢材を採用するつもりでしたが、その中でも表情豊かなアカシア(120mm幅)を選ぶことにしました⬇️


しかしながら、残念なことに結局主寝室にはマルホンの無垢床を採用するのを止めることにしました。その理由はオプション金額が高額であったことと、以下のYouTube動画を見て、「主寝室はカーペットフロアにしたい!!」と思ったからです⬇️

カーペット床を採用したデザイン住宅に丸々3年住んでみて感じた事
この方のように、クローゼットもカーペットにしても良いかも!!と思っています。


汚れたらどうするんだ!!と考える方もいるかもしれませんが、個人的には主寝室やクローゼットだとそれほど汚れる心配はないと思うのですが・・・。


私自身カーペットフロアは未だかつて経験がないもので、正直ずっと憧れていた部分はありましたが、我が家に採用したいとは最初は思っていませんでした。しかし、先に挙げた動画を見て、「カーペットフロアもいいなあ」と思ってしまったのです。


そして、以下の本橋さんの動画を見て、「ああもう絶対に主寝室はカーペットにしよう」と決めたのです⬇️

カーペットは絶滅!?【住宅に健康なカーペット?】日本カーペット工業組合に聞く!カーペットは健康的な素材なの??
しかし、問題はカーペットの敷き方です。ウェルネストホームの標準仕様は無垢床ですが、床をカーペットにしたい場合、この無垢床をつける前にカーペットを敷いてしまった方が良いものか、それとも無垢床の上からカーペットを敷いた方が良いのか??


この点に関して本橋さんの動画でも出ておられた「堀田カーペット」さんに先日直接問い合わせてみましたが、まだ返事が来ません⬇️

我が家の主寝室の床をカーペットにするならば、この堀田カーペット社のウールカーペットを採用したいと考えています。


ただカーペットをどの会社のどの素材を選ぶかを決める以前に、そもそもカーペットを床に敷くことに関してまたもや妻に反対されており、どうしようか悩み中です。



マスターベッドルームに関しては以上です。

何か皆様にとって参考になることがあれば幸いです。


追記:

結局シャワーブース設置もカーペットフロアも、妻に認めてもらえず、設置はあきらめました。

シャワーブースに関しては、「寝室に水回りが必要な理由かわからない」、カーペットフロアに関しては、「埃立つ、掃除が大変」と言われて一蹴されてしまいました。

妻よ・・・、頼むから私の言うことを否定する前に、自分でも調べてくれないか??


シャワーブースに関しては欧米では「マスター」の部屋には水回りがあることが普通だし、カーペットフロアに関してはむしろ埃は立たず、掃除も楽なんだが・・・。


しかし、いつものことながら仕様に関して妻と意見がなかなか合わなくて苦戦しています。そして大抵の場合私の希望は叶えられず(泣)

どうしたら、理解してもらえるのだろうか??

まぁウェルネストホームで建てられただけでも良しとして、諦めるしかないのでしょうけれども・・・。

【施主ブログ】自分のブログは棚に上げます

こんにちは、チリです。
本日は2020年10月10日土曜日です。


マスターベッドルームの仕様に関して書くつもりでしたが、もうしばらくお預けにしたいと思います。


さて、今回は最近いろんな施主ブログを読んでいて、私なりに思ったことを書いてみたいと思います。しょーもない内容ですし、少し毒を吐くような内容なので、時間のある方のみお読みください!!


前回記事でも空いた時間に施主ブログを読み漁っていることを書きましたが、最近気に入った施主ブログを端から端まで読むのが日課になっています(笑)


仕様打ち合わせに入る前までは、サスケさん、さとるパパさん、くろーばーさん、など伝説的な数名の施主ブロガーと、ウェルネストホームの施主ブロガーの書いた記事しかほぼ読んでいなかった私ですが、最近は温熱環境や家の性能に限らず、皆さんがどのような家づくりをされているのか、ということについても興味が出始め、いろんな方の記事を読ませていただいております。


特に最近私の中でブームになっているブログが2つあります。


そのうちの一つが滋賀県の「フィックスホーム」という工務店で家づくりをされている”ぶたさん”という方のブログ⬇️

この方は家の性能に関する知識も半端なければ、その性能に対するこだわりもものすごいものがあり、建築資材(断熱材など)についても自分で調べて断熱性や気密性を高めるために何が必要なのか?ということを全て自分たちで把握した上で工務店選びをされており、パッシブ設計(夏の日射遮蔽・冬の日射取得)すら自分で計算してやられているようです。しかも、上棟後に一度気密測定をすでにされていますが、なんと!!


C値=0.08!!!


もちろん住宅のその他のスペックにもよりますが、この数値はすごすぎませんか??
我らがウェルネストホームですら、平均C値=0.2ですよ??
驚異の数値としか言いようがありません。


私の中で、本当に読んでてここまでウキウキ・ワクワクさせられるブログは今のところこの「ぶたさん」のブログだけです。
ただ一つケチをつけるなら、「緑の柱」を採用されていたら完璧だったのに、と個人的には感じています。



そして、私が別の意味でワクワクさせられている2つ目のブログは、「小林住宅」というハウスメーカーで家づくりを完了された「なおさん」という方のブログ⬇️

実はこの方がお建てになられた「小林住宅」、我が家もウェルネストホームで家を建てると決める前に比較検討の対象にさせてもらったことがあり、私自身徹底して調べていた時期がありました⬇️

ちなみに私がブログを始めた初期の頃に書いたこの比較検討記事のまとめ編ですが、実は今でも最もアクセス数が多い記事になっています。
やはり施工数の多い一条工務店関係の記事を書くと、アクセス数が伸びるのでしょうか・・・??


さて、そんな小林住宅で建てられた施主ブロガーである「なおさん」ですが、この方の家づくりの何がすごいかって、家のグレードとその仕様です。家自体のサイズが住宅展示場のモデルハウスばりにでっかいことももちろんですが、その仕様もまさにモデルハウスレベル。特に、ハピアフロアをLDKに敷き詰めておられ、こんな風にハピアフロアを贅沢に使用されている施主さんは、日本広しと言えどもこの「なおさん」邸くらいなのではないか、と思うほど豪華絢爛!!まさにホテルライクな仕様となっています。しかも、この方は家の仕様だけでなく、家電や家具にもこだわっていらっしゃるようで、どんな家になるのか、今から彼のブログでアップされるであろう”Web内覧会”が楽しみで仕方ありません。


もちろん私はウェルネストホームというハウスメーカーで高気密・高断熱かつ自然素材にこだわった家づくりを志していますので、この「なおさん」という方とは家づくりに対する考え方も目指す方向性も全く異なります。しかしながら、このような豪華絢爛な家づくりをされている方のブログはやはり読んでいて楽しい気分になりますよね。
たまに写真でアップされる奥様の手料理の豪華絢爛さにも、ウキウキすると同時に嫉妬させられていますが・・・。


以上私が気になっているブログの紹介でした。
「ぶたさん」と「なおさん」、勝手な掲載ですが、どうぞお許しください!!



さてさて、上記で挙げたようなワクワク・ドキドキさせられるブログ記事も存在している一方で、残念だな〜、と思うブログ記事も最近目に付くようになってきました。


それはやはり「住宅の性能」(特に温熱環境)にまつわる話をしている記事です。


特に私が読んだ中では、(一般的にはあまり住宅性能のよろしくない)大手ハウスメーカーで建てられた施主ブロガーさんに多い傾向があったように思えたのですが、「高気密・高断熱を謳っている住宅メーカーは過剰広告が多すぎる」というようなニュアンスの内容の記事を挙げられている方が少なからずおられました。


それらの記事の中には「『高気密高断熱住宅に住めば健康になれる』というのは言い過ぎ」とか、「『高気密高断熱住宅ではヒートショックは起こらない』とは言えない」などといったことが書かれており、要は彼らは「高性能な家づくりを目指すのは良いが、”誇張表現”をするな」と言いたいのだな、と感じました。


しかしながら、これらは私から言わせれば全て”揚げ足取り”のようなものに過ぎない内容であると言わざるを得ません。また、私からすればそのようなことを書いている人たちは物事の本質をきちんと理解した上で書いているのか、甚だ疑問に思えました。
本質を理解していれば、そのような揚げ足取りのようなことを書くはずがありません。


もちろん彼らの言う通り、高性能な住宅に住むだけで健康になれたりするわけではないことは確かです。そんなことは少し考えれば小学生でもわかることでしょう。


しかし、そんな言葉尻を捉えてバッシングするようなことよりももっと重要なことは何かというと、残念ながら日本の(一般的な家屋の)住宅性能は諸外国と比べても圧倒的に劣るということ。また、高性能な住宅を目指すべき根拠や便益(当ブログの過去記事でも紹介済み)が少なからず示されてきたにも関わらず、全く目指す努力をしてこなかった今の日本の住宅業界は「ポンコツ」である、ということ。そして、そんなポンコツな性能の住宅しか作れない業界を憂い、日本の未来を見据えて崇高な思いで高性能な家づくりを目指している方たちがこの日本にも割合としては圧倒的に少ないながらも存在している、ということ。さらに、彼らは住宅性能を高めることによって、できるだけ長く健康で快適に過ごせ、ランニングコストのかからない(かかりにくい)家づくりを実際にされているということ。そしてもっと言わせてもらえれば、そのようなポンコツな住宅業界のビジネスに加担しないためにも、我々ユーザーがもっと賢くなり、(予算の都合のつく限り)できるだけ高性能な家づくりをされているビルダーを選択していく(あるいは選んでもらえる)ことが重要なのだ、ということ。


「高気密高断熱住宅を謳うビルダーは過剰広告をするな」と言って揚げ足取りをされている方々には上記のことを本当によくよく考えてもらいたいと思います。


というか、(これは私の完全な個人的見解ですが、)きちんと根拠に基づいて高性能な家づくりを志されている誠実なビルダーさんであれば、そのような誇大広告のような書き方ってしないはずだと思うんですよね。おそらく「健康に住まえる家づくり」とか、「ヒートショックが防げます」というような書き方をしている業者さんは多いでしょうけれども、「うちの家に住むだけで健康になれます!!」とか、「うちに住めばヒートショックは絶対起こりません!!」というようなことを謳ってやっている業者ってほとんどないと思うんですよね。


まあぶっちゃけた話、たとえばウェルネストホームの早田代表あたりがそのような言い方をしていたとしても、私からすれば「それはちょっと言い過ぎなのでは??」と思うだけで、私の理想とする高性能な家づくりをしてもらえるのであれば、私は別に何も文句は言いませんけれども・・・(笑)


さらにひどい人になると、「諸外国と比べて日本の住宅性能が低い、と主張する人がいるが、そもそもここは日本であり条件もニーズも異なるので、諸外国の住宅性能と比較すること自体がおかしい」という趣旨のことを書いている人もいたりしました。


これなんか私からすれば本当に勉強不足も甚だしい。

おそらく高性能で長持ちする家づくりをしていないからこそ、そのようなことが言えてしまうのだと思いますが・・・。


もちろん価値観は人それぞれだし、私自身はそれを否定するつもりは毛頭なく、いろんな人がいて良いとは思いますが、必死で勉強してより良い家づくりを志している人たちの揚げ足取りをするような記事を書いたり、無知な人が明らかに間違った情報をきちんと調べもせず恥ずかしげもなく記事にする、というのはいかがなものか、と私は読んでいて思いました。


以上、いろんな施主ブログを読んでいて感じたことのまとめ、でした!!

【設備仕様打ち合わせ】水回りの床材・・・塩ビは嫌だ!

こんにちは、チリです。

本日は2020年10月5日の月曜日です。


先日の記事で、「我が家の家づくりは、ハウスメーカーとの最初の打ち合わせから着工までに時間がかかり過ぎている??」と書いておりましたが、その後アメブロや楽天ブログなども含めて30〜40人ほどの施主ブログをつぶさに読んでみたところ、少なからずそれくらい(あるいはそれ以上)時間がかかっている方がいらっしゃることがわかりました。


特に、以下のブロガーさんは最初の図案提案から着工までに一年半(!!)もかかったらしく、とても苦労されているのだな、と感じました(勝手な掲載失礼します)⬇️

上記ブロガーさんは、マイホーム計画し始めてから上棟までに4年かかったそうですが(張り合うわけではないのですが)、実は我が家もちょうど4年前にマイホーム計画を始めました。


当時から私としては家の性能にはこだわりたかったし、できたらウェルネストホームで建てたいと思っていました。しかし、当時は妻の強い希望もあって一条工務店で建ててもらうつもりで、工場見学にまで赴き、担当営業マンとの打ち合わせ(間取り提案など)も数回済ませて、いざ契約寸前というところまでいっていました。


ところが当時は私がまだ大学院生だったからということもあり、資金計画がおぼつかなくて(ローンも組めず)、結局家づくりの計画自体が頓挫する、ということになってしまったのでした。


ウェルネストホームと契約できた今となっては、当時契約しなくて本当によかったな、と思っています。
いろんなYouTube動画を見たりして、今頃絶対に後悔していたと思います・・・。


また、ウェルネストホームではありませんが、低燃費住宅の施主ブロガーである「モモチカ」さんも業務委託してから一年以上かかっておられます(モモチカさん、度重なる勝手な掲載お許しください)⬇️


他にもいろんな方のブログを読んでいると、住宅ローンが組めず、資金計画がうまく行かないとか、契約時にハウスメーカーと揉めたとか、引き渡し前に不具合が見つかりハウスメーカーと揉めたとか、営業担当とそりが合わず家づくりが楽しくないとか、家づくりにかかっている時間もさることながら、いろんな側面で苦労されている方が大勢いらっしゃることを今更ながらに知って、「みんな大変な思いをしながら家づくりしているのだな」と改めて思い知らされました。


そんなみなさんの家づくりの記録をブログなどで拝見して、「今まで自分はかなり苦労している方だと思い込んでいたけれど、まだまだ楽な方なんだな」と感じ、励まされている今日この頃です。


今後もこの調子で完成・引渡しまで、思う存分楽しんで家づくりを進めていきたいと思っています!!




さて、また前置きが少し長くなりましたが、今回は我が家が採用した水回りの床の仕様について書いていきたいと思います。

我が家の水回り床の仕様

水回りの床の仕様は何を選ぶべき!?

前回記事でも述べた通り、ウェルネストホームでは、床材の標準仕様は主にオリジナルの無垢フローリングです⬇️

しかし、無垢材にしろ合板にせよ、水はねや汚れのつきやすい過酷な環境と言える水回りの床材として木材を選択する方は非常に稀なのではないか、と思います。


そして、注文住宅で家づくりしている人の中には、水回りの床材に関しては、何を選べば良いのかわからず、悩んでいる方が多いのではないでしょうか??


正直私も相当悩みました。


こだわって無垢床にしても良いものだろうか??

本物のタイルを選んでみようか??

フロアタイルやクッションフロアを選ぶべきなのか??


などなど・・・。


水回り床材は何を選ぶべきか、について解説している記事など読んでも、結局何を選べば良いのか、よくわからん!!⬇️

フロアタイルとクッションフロア

ちなみにウェルネストホームでは、水回りの床材としてはサンゲツのフロアタイルを勧められることが多いようです⬇️

サンゲツの製品に限らず、フロアタイルは非常に種類が豊富で、色々な素材(タイル調、木目調、ストーン調など)に似せたものがたくさんあります(ので、これはこれで選ぶのが大変そう)。


ブログを読んでいると、水回りなどに選ぶ床材として、最近ではダイケンの特殊加工化粧シート床材=ハピアフロアが人気のようです⬇️

非常に美しい床材ですよね!!
こんな床材を使用するだけで、おしゃれな空間を演出できそうです。


また、フロアタイル以外にいろんな記事で水回りの床材として取り上げられているのが、クッションフロア(画像は壁紙屋本舗HPより)⬇️

程よいクッション性があり撥水性が高いため、近年ではキッチン・洗面所脱衣所・トイレなどの床材として人気があるそうです。


しかし、フロアタイルにしても、クッションフロアにしても、何れにせよ主に塩ビ素材でできていることには違いありません。


フロアタイルは、薄い塩化ビニル系のタイル状の床材で、並べて貼るだけという手軽さから、DIYでもよく使われているようです。フロアタイルの構造は、表面からクリア層、プリント層、基材の3層構造になっており、厚みは約2.5mmのものが一般的です。やわらかいので簡単に折り曲げる事ができ、施工がとてもしやすいのだそうです(画像はdiy-shopより)⬇️

一方クッションフロアは、幅の広い塩化ビニル系シート状床材です。住宅用のクッションフロアの構造は、表面からクリア層、プリント層、発泡層、不織布の4層構造になっており、やわらかい踏み心地が特長の、クッション性のある床材です。衝撃吸収タイプもあり、これは住宅用の発泡層と不織布の間にスポンジ層があり、踏み心地がよりふんわりしているのだそうです(画像はdiy-shop.jpより)⬇️

我が家に塩ビ素材は使用しない!!

ちなみに私の過去記事で(フロアタイルやクッションフロアのことについてではありませんでしたが)、主に壁紙として使用されているビニールクロスを使用すべきではないということを、その明確な根拠とともにお示ししました⬇️

その根拠とは、ビニルクロスに含まれているポリ塩化ビニルが有害であるから、ということでした。


実はこのポリ塩化ビニルは、フロアタイルやクッションフロアにも含まれており、さらにこれらの製品はその製造においても、住宅で使用される時も、さらには廃棄される時でさえ、様々な有害物質を発生させます。


ですから、塩ビ素材のものは全て長期的に見れば我々の健康を害する可能性があることもさることながら、地球全体の生態系にも悪影響を与えかねない、という代物なのです。


私はいくら利便性が高い、また見た目にも意匠性が高いとはいえ、そのような環境負荷の高い(=隠れたリスクの高い)素材のものをできるだけマイホームには採用したくありません。また、実際に今現在住んでいる賃貸が床も壁も天井も塩ビ素材のものばかりの住宅環境の中で暮らしているため、次のマイホームではこのような素材のものはできうる限り排除していこうと考えています。

我が家の水回り床=タイル

以上のことから、我が家の水回りの床にはフロアタイルやクッションフロアではなく、本物のタイルを採用することにしました。


しかしながら、本物のタイルは高いし、種類も豊富にあるため、決めるのにかなり時間がかかってしまいました。


細かいタイルの種類などについては、また来年引渡し後にWeb内覧会ででも公開していこうかと考えていますが、我が家に採用したのは以下の業者のものです。家づくりをしたことのある方なら必ず一度は目にしたことのある会社ですよね⬇️


なぜこの2社のタイルを選んだのかというと、「(時間を作って)ショールームに行けたのがこの2つだったから」という理由です。


やはりなんでもショールームに行って、直に見て触ってみないと、具体的なイメージが掴めません。特にタイルや無垢材などの床材は、カタログで見るのと実際に見るのとでは雲泥の差がありますから、皆さんもぜひお時間の許す限りショールーム見学に足を運ばれることをオススメいたします!!


ちなみに、我が家では上記2社のタイルを床材だけでなく、洗面台やキッチンの壁にも使用することにしました。どんなタイルを採用したか、はまた内覧会の時にお示ししたいと思いますので、ご期待ください!!


以上、長々と書いてきましたが、ここで皆さんに言いたいことは、「住宅性能を高めた上で、(予算や時間に)余裕があればできるだけ自然素材のものを選びましょう!!」ということです。


以上、過去2回にわたり、床の仕様についてを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか??何か参考になりましたでしょうか??


次回はいよいよ私の最もこだわりのある「マスターベッドルーム(主寝室)」について書いてみたいと思います。