チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【設備仕様打ち合わせ】水回りの床材・・・塩ビは嫌だ!

こんにちは、チリです。

本日は2020年10月5日の月曜日です。


先日の記事で、「我が家の家づくりは、ハウスメーカーとの最初の打ち合わせから着工までに時間がかかり過ぎている??」と書いておりましたが、その後アメブロや楽天ブログなども含めて30〜40人ほどの施主ブログをつぶさに読んでみたところ、少なからずそれくらい(あるいはそれ以上)時間がかかっている方がいらっしゃることがわかりました。


特に、以下のブロガーさんは最初の図案提案から着工までに一年半(!!)もかかったらしく、とても苦労されているのだな、と感じました(勝手な掲載失礼します)⬇️

上記ブロガーさんは、マイホーム計画し始めてから上棟までに4年かかったそうですが(張り合うわけではないのですが)、実は我が家もちょうど4年前にマイホーム計画を始めました。


当時から私としては家の性能にはこだわりたかったし、できたらウェルネストホームで建てたいと思っていました。しかし、当時は妻の強い希望もあって一条工務店で建ててもらうつもりで、工場見学にまで赴き、担当営業マンとの打ち合わせ(間取り提案など)も数回済ませて、いざ契約寸前というところまでいっていました。


ところが当時は私がまだ大学院生だったからということもあり、資金計画がおぼつかなくて(ローンも組めず)、結局家づくりの計画自体が頓挫する、ということになってしまったのでした。


ウェルネストホームと契約できた今となっては、当時契約しなくて本当によかったな、と思っています。
いろんなYouTube動画を見たりして、今頃絶対に後悔していたと思います・・・。


また、ウェルネストホームではありませんが、低燃費住宅の施主ブロガーである「モモチカ」さんも業務委託してから一年以上かかっておられます(モモチカさん、度重なる勝手な掲載お許しください)⬇️


他にもいろんな方のブログを読んでいると、住宅ローンが組めず、資金計画がうまく行かないとか、契約時にハウスメーカーと揉めたとか、引き渡し前に不具合が見つかりハウスメーカーと揉めたとか、営業担当とそりが合わず家づくりが楽しくないとか、家づくりにかかっている時間もさることながら、いろんな側面で苦労されている方が大勢いらっしゃることを今更ながらに知って、「みんな大変な思いをしながら家づくりしているのだな」と改めて思い知らされました。


そんなみなさんの家づくりの記録をブログなどで拝見して、「今まで自分はかなり苦労している方だと思い込んでいたけれど、まだまだ楽な方なんだな」と感じ、励まされている今日この頃です。


今後もこの調子で完成・引渡しまで、思う存分楽しんで家づくりを進めていきたいと思っています!!




さて、また前置きが少し長くなりましたが、今回は我が家が採用した水回りの床の仕様について書いていきたいと思います。

我が家の水回り床の仕様

水回りの床の仕様は何を選ぶべき!?

前回記事でも述べた通り、ウェルネストホームでは、床材の標準仕様は主にオリジナルの無垢フローリングです⬇️

しかし、無垢材にしろ合板にせよ、水はねや汚れのつきやすい過酷な環境と言える水回りの床材として木材を選択する方は非常に稀なのではないか、と思います。


そして、注文住宅で家づくりしている人の中には、水回りの床材に関しては、何を選べば良いのかわからず、悩んでいる方が多いのではないでしょうか??


正直私も相当悩みました。


こだわって無垢床にしても良いものだろうか??

本物のタイルを選んでみようか??

フロアタイルやクッションフロアを選ぶべきなのか??


などなど・・・。


水回り床材は何を選ぶべきか、について解説している記事など読んでも、結局何を選べば良いのか、よくわからん!!⬇️

フロアタイルとクッションフロア

ちなみにウェルネストホームでは、水回りの床材としてはサンゲツのフロアタイルを勧められることが多いようです⬇️

サンゲツの製品に限らず、フロアタイルは非常に種類が豊富で、色々な素材(タイル調、木目調、ストーン調など)に似せたものがたくさんあります(ので、これはこれで選ぶのが大変そう)。


ブログを読んでいると、水回りなどに選ぶ床材として、最近ではダイケンの特殊加工化粧シート床材=ハピアフロアが人気のようです⬇️

非常に美しい床材ですよね!!
こんな床材を使用するだけで、おしゃれな空間を演出できそうです。


また、フロアタイル以外にいろんな記事で水回りの床材として取り上げられているのが、クッションフロア(画像は壁紙屋本舗HPより)⬇️

程よいクッション性があり撥水性が高いため、近年ではキッチン・洗面所脱衣所・トイレなどの床材として人気があるそうです。


しかし、フロアタイルにしても、クッションフロアにしても、何れにせよ主に塩ビ素材でできていることには違いありません。


フロアタイルは、薄い塩化ビニル系のタイル状の床材で、並べて貼るだけという手軽さから、DIYでもよく使われているようです。フロアタイルの構造は、表面からクリア層、プリント層、基材の3層構造になっており、厚みは約2.5mmのものが一般的です。やわらかいので簡単に折り曲げる事ができ、施工がとてもしやすいのだそうです(画像はdiy-shopより)⬇️

一方クッションフロアは、幅の広い塩化ビニル系シート状床材です。住宅用のクッションフロアの構造は、表面からクリア層、プリント層、発泡層、不織布の4層構造になっており、やわらかい踏み心地が特長の、クッション性のある床材です。衝撃吸収タイプもあり、これは住宅用の発泡層と不織布の間にスポンジ層があり、踏み心地がよりふんわりしているのだそうです(画像はdiy-shop.jpより)⬇️

我が家に塩ビ素材は使用しない!!

ちなみに私の過去記事で(フロアタイルやクッションフロアのことについてではありませんでしたが)、主に壁紙として使用されているビニールクロスを使用すべきではないということを、その明確な根拠とともにお示ししました⬇️

その根拠とは、ビニルクロスに含まれているポリ塩化ビニルが有害であるから、ということでした。


実はこのポリ塩化ビニルは、フロアタイルやクッションフロアにも含まれており、さらにこれらの製品はその製造においても、住宅で使用される時も、さらには廃棄される時でさえ、様々な有害物質を発生させます。


ですから、塩ビ素材のものは全て長期的に見れば我々の健康を害する可能性があることもさることながら、地球全体の生態系にも悪影響を与えかねない、という代物なのです。


私はいくら利便性が高い、また見た目にも意匠性が高いとはいえ、そのような環境負荷の高い(=隠れたリスクの高い)素材のものをできるだけマイホームには採用したくありません。また、実際に今現在住んでいる賃貸が床も壁も天井も塩ビ素材のものばかりの住宅環境の中で暮らしているため、次のマイホームではこのような素材のものはできうる限り排除していこうと考えています。

我が家の水回り床=タイル

以上のことから、我が家の水回りの床にはフロアタイルやクッションフロアではなく、本物のタイルを採用することにしました。


しかしながら、本物のタイルは高いし、種類も豊富にあるため、決めるのにかなり時間がかかってしまいました。


細かいタイルの種類などについては、また来年引渡し後にWeb内覧会ででも公開していこうかと考えていますが、我が家に採用したのは以下の業者のものです。家づくりをしたことのある方なら必ず一度は目にしたことのある会社ですよね⬇️


なぜこの2社のタイルを選んだのかというと、「(時間を作って)ショールームに行けたのがこの2つだったから」という理由です。


やはりなんでもショールームに行って、直に見て触ってみないと、具体的なイメージが掴めません。特にタイルや無垢材などの床材は、カタログで見るのと実際に見るのとでは雲泥の差がありますから、皆さんもぜひお時間の許す限りショールーム見学に足を運ばれることをオススメいたします!!


ちなみに、我が家では上記2社のタイルを床材だけでなく、洗面台やキッチンの壁にも使用することにしました。どんなタイルを採用したか、はまた内覧会の時にお示ししたいと思いますので、ご期待ください!!


以上、長々と書いてきましたが、ここで皆さんに言いたいことは、「住宅性能を高めた上で、(予算や時間に)余裕があればできるだけ自然素材のものを選びましょう!!」ということです。


以上、過去2回にわたり、床の仕様についてを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか??何か参考になりましたでしょうか??


次回はいよいよ私の最もこだわりのある「マスターベッドルーム(主寝室)」について書いてみたいと思います。