チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【施主ブログ】自分のブログは棚に上げます

こんにちは、チリです。
本日は2020年10月10日土曜日です。


マスターベッドルームの仕様に関して書くつもりでしたが、もうしばらくお預けにしたいと思います。


さて、今回は最近いろんな施主ブログを読んでいて、私なりに思ったことを書いてみたいと思います。しょーもない内容ですし、少し毒を吐くような内容なので、時間のある方のみお読みください!!


前回記事でも空いた時間に施主ブログを読み漁っていることを書きましたが、最近気に入った施主ブログを端から端まで読むのが日課になっています(笑)


仕様打ち合わせに入る前までは、サスケさん、さとるパパさん、くろーばーさん、など伝説的な数名の施主ブロガーと、ウェルネストホームの施主ブロガーの書いた記事しかほぼ読んでいなかった私ですが、最近は温熱環境や家の性能に限らず、皆さんがどのような家づくりをされているのか、ということについても興味が出始め、いろんな方の記事を読ませていただいております。


特に最近私の中でブームになっているブログが2つあります。


そのうちの一つが滋賀県の「フィックスホーム」という工務店で家づくりをされている”ぶたさん”という方のブログ⬇️

この方は家の性能に関する知識も半端なければ、その性能に対するこだわりもものすごいものがあり、建築資材(断熱材など)についても自分で調べて断熱性や気密性を高めるために何が必要なのか?ということを全て自分たちで把握した上で工務店選びをされており、パッシブ設計(夏の日射遮蔽・冬の日射取得)すら自分で計算してやられているようです。しかも、上棟後に一度気密測定をすでにされていますが、なんと!!


C値=0.08!!!


もちろん住宅のその他のスペックにもよりますが、この数値はすごすぎませんか??
我らがウェルネストホームですら、平均C値=0.2ですよ??
驚異の数値としか言いようがありません。


私の中で、本当に読んでてここまでウキウキ・ワクワクさせられるブログは今のところこの「ぶたさん」のブログだけです。
ただ一つケチをつけるなら、「緑の柱」を採用されていたら完璧だったのに、と個人的には感じています。



そして、私が別の意味でワクワクさせられている2つ目のブログは、「小林住宅」というハウスメーカーで家づくりを完了された「なおさん」という方のブログ⬇️

実はこの方がお建てになられた「小林住宅」、我が家もウェルネストホームで家を建てると決める前に比較検討の対象にさせてもらったことがあり、私自身徹底して調べていた時期がありました⬇️

ちなみに私がブログを始めた初期の頃に書いたこの比較検討記事のまとめ編ですが、実は今でも最もアクセス数が多い記事になっています。
やはり施工数の多い一条工務店関係の記事を書くと、アクセス数が伸びるのでしょうか・・・??


さて、そんな小林住宅で建てられた施主ブロガーである「なおさん」ですが、この方の家づくりの何がすごいかって、家のグレードとその仕様です。家自体のサイズが住宅展示場のモデルハウスばりにでっかいことももちろんですが、その仕様もまさにモデルハウスレベル。特に、ハピアフロアをLDKに敷き詰めておられ、こんな風にハピアフロアを贅沢に使用されている施主さんは、日本広しと言えどもこの「なおさん」邸くらいなのではないか、と思うほど豪華絢爛!!まさにホテルライクな仕様となっています。しかも、この方は家の仕様だけでなく、家電や家具にもこだわっていらっしゃるようで、どんな家になるのか、今から彼のブログでアップされるであろう”Web内覧会”が楽しみで仕方ありません。


もちろん私はウェルネストホームというハウスメーカーで高気密・高断熱かつ自然素材にこだわった家づくりを志していますので、この「なおさん」という方とは家づくりに対する考え方も目指す方向性も全く異なります。しかしながら、このような豪華絢爛な家づくりをされている方のブログはやはり読んでいて楽しい気分になりますよね。
たまに写真でアップされる奥様の手料理の豪華絢爛さにも、ウキウキすると同時に嫉妬させられていますが・・・。


以上私が気になっているブログの紹介でした。
「ぶたさん」と「なおさん」、勝手な掲載ですが、どうぞお許しください!!



さてさて、上記で挙げたようなワクワク・ドキドキさせられるブログ記事も存在している一方で、残念だな〜、と思うブログ記事も最近目に付くようになってきました。


それはやはり「住宅の性能」(特に温熱環境)にまつわる話をしている記事です。


特に私が読んだ中では、(一般的にはあまり住宅性能のよろしくない)大手ハウスメーカーで建てられた施主ブロガーさんに多い傾向があったように思えたのですが、「高気密・高断熱を謳っている住宅メーカーは過剰広告が多すぎる」というようなニュアンスの内容の記事を挙げられている方が少なからずおられました。


それらの記事の中には「『高気密高断熱住宅に住めば健康になれる』というのは言い過ぎ」とか、「『高気密高断熱住宅ではヒートショックは起こらない』とは言えない」などといったことが書かれており、要は彼らは「高性能な家づくりを目指すのは良いが、”誇張表現”をするな」と言いたいのだな、と感じました。


しかしながら、これらは私から言わせれば全て”揚げ足取り”のようなものに過ぎない内容であると言わざるを得ません。また、私からすればそのようなことを書いている人たちは物事の本質をきちんと理解した上で書いているのか、甚だ疑問に思えました。
本質を理解していれば、そのような揚げ足取りのようなことを書くはずがありません。


もちろん彼らの言う通り、高性能な住宅に住むだけで健康になれたりするわけではないことは確かです。そんなことは少し考えれば小学生でもわかることでしょう。


しかし、そんな言葉尻を捉えてバッシングするようなことよりももっと重要なことは何かというと、残念ながら日本の(一般的な家屋の)住宅性能は諸外国と比べても圧倒的に劣るということ。また、高性能な住宅を目指すべき根拠や便益(当ブログの過去記事でも紹介済み)が少なからず示されてきたにも関わらず、全く目指す努力をしてこなかった今の日本の住宅業界は「ポンコツ」である、ということ。そして、そんなポンコツな性能の住宅しか作れない業界を憂い、日本の未来を見据えて崇高な思いで高性能な家づくりを目指している方たちがこの日本にも割合としては圧倒的に少ないながらも存在している、ということ。さらに、彼らは住宅性能を高めることによって、できるだけ長く健康で快適に過ごせ、ランニングコストのかからない(かかりにくい)家づくりを実際にされているということ。そしてもっと言わせてもらえれば、そのようなポンコツな住宅業界のビジネスに加担しないためにも、我々ユーザーがもっと賢くなり、(予算の都合のつく限り)できるだけ高性能な家づくりをされているビルダーを選択していく(あるいは選んでもらえる)ことが重要なのだ、ということ。


「高気密高断熱住宅を謳うビルダーは過剰広告をするな」と言って揚げ足取りをされている方々には上記のことを本当によくよく考えてもらいたいと思います。


というか、(これは私の完全な個人的見解ですが、)きちんと根拠に基づいて高性能な家づくりを志されている誠実なビルダーさんであれば、そのような誇大広告のような書き方ってしないはずだと思うんですよね。おそらく「健康に住まえる家づくり」とか、「ヒートショックが防げます」というような書き方をしている業者さんは多いでしょうけれども、「うちの家に住むだけで健康になれます!!」とか、「うちに住めばヒートショックは絶対起こりません!!」というようなことを謳ってやっている業者ってほとんどないと思うんですよね。


まあぶっちゃけた話、たとえばウェルネストホームの早田代表あたりがそのような言い方をしていたとしても、私からすれば「それはちょっと言い過ぎなのでは??」と思うだけで、私の理想とする高性能な家づくりをしてもらえるのであれば、私は別に何も文句は言いませんけれども・・・(笑)


さらにひどい人になると、「諸外国と比べて日本の住宅性能が低い、と主張する人がいるが、そもそもここは日本であり条件もニーズも異なるので、諸外国の住宅性能と比較すること自体がおかしい」という趣旨のことを書いている人もいたりしました。


これなんか私からすれば本当に勉強不足も甚だしい。

おそらく高性能で長持ちする家づくりをしていないからこそ、そのようなことが言えてしまうのだと思いますが・・・。


もちろん価値観は人それぞれだし、私自身はそれを否定するつもりは毛頭なく、いろんな人がいて良いとは思いますが、必死で勉強してより良い家づくりを志している人たちの揚げ足取りをするような記事を書いたり、無知な人が明らかに間違った情報をきちんと調べもせず恥ずかしげもなく記事にする、というのはいかがなものか、と私は読んでいて思いました。


以上、いろんな施主ブログを読んでいて感じたことのまとめ、でした!!