チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【ハウスメーカー比較】その⑤:資材・建材へのこだわり

こんにちは、チリです。
本日は2020年3月23日月曜日です。春分の日も終わり、桜の季節が近づいてきました。
ちなみに今年は暖冬だったので桜の開花が遅れるところがあるとのことですが、東京では最も早いところで明日の21日には開花するそうです。
しかし、コロナの影響で自粛ムードが続く中、花見イベントも中止になるところも多く、花見客も例年より激減するでしょう。


今回のパンデミック騒動(コロナ渦)で本当の問題は感染拡大などではなく、経済的な問題やマスコミの煽りなどにより人々の間に不安と恐怖が渦巻いていることです。
そしてこのような恐怖と不安が我々の正常な思考能力を奪い、人々の行動まで変化させてしまいます⬇️
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3181681/pdf/DialoguesClinNeurosci-4-231.pdf
買いだめに走ったり、差別感情を爆発させてしまっている人が多くいるのも、この不安と恐怖がなせる業なのです。
いつの時代も権力者たちはこのような状況を利用して人々の不安と恐怖を煽り(ショックドクトリン)、思考をストップさせて自分たちに都合の良い政策を推し進め、必要ない戦争に駆り立てたりしてきた、ということを私たちは肝に銘じておかなければなりません。



さて、本日は比較シリーズ第5弾ですが、いよいよ今回で比較シリーズは最終回です。


ウェルネストホームと一条工務店、スウェーデンハウス、小林住宅といういずれも高性能住宅を謳っているハウスメーカーを徹底比較してきました。


ちなみに私が比較したポイントは以下の5点です。


1.家の性能(主に気密性・断熱性)
2.換気システム
3.防蟻対策
4.外装・内装(間取りも含めて)の自由度
5.資材・建材へのこだわり


今回はシリーズの最後ということで、5つ目の「資材・建材へのこだわり」についてみていきたいと思います。
これは実は私が個人的にはハウスメーカーを選ぶ際に、家の性能の次に重要視すべきだと思うことですので、かなり調べた上でまとめました。またまた長くなりましたが、もし興味がある方はしっかり読んでみてください。自分で言うのもなんですが、ハウスメーカー選びをするときに相当参考になると思います。

5.資材・建材へのこだわり

これに関しては、いくつかにポイントを分けて比較していきたいと思います。
比較したポイントは以下の2つです。


・建材として使用する木材に対するこだわり
 :主に構造用木材とフローリングについて
・それ以外の資材(太陽光パネルなど)に対するこだわり
 :特に一条工務店の太陽光パネル+蓄電池はスゴイ!!


他にも断熱材や外壁や内壁に対するこだわりなども比較して論じたかったのですが、断熱材は断熱性能のところでも書きましたし、外壁・内壁に関してはまた別の機会で書こうと思います。


それでは早速以下で各社のこだわりについて比較検討していきましょう!!

一条工務店

・建材として使用する木材に対するこだわり

●構造用木材
まず、一条工務店のi-smartやi-cubeシリーズでは、ツーバイ(2×6)工法が用いられており、このような工法で建てられている住宅の構造用木材には、必ず2インチ(約5cm)×6インチ(約15cm)の角材と、接着剤で木材を張り合わせた合板(構造用合板)という建材が使用されています。
ちなみに、「合板」「集成材」は意味が異なりますので、注意してください(以下記事参照)⬇️

一条工務店のツーバイ工法で使用される角材に関しては、アメリカ最大の林業会社である「Weyerhaeuser(ウェアハウザー)」社製の日本むけ加工木材(SPF材、ACQ加工処理済み)で、アメリカ産あるいはカナダ産の針葉樹(米松など)を使用しているようです(以下記事参照、記事拝借失礼します)⬇️

一方、一条工務店が使用している構造用合板についてです。
合板にはJAS(日本農林規格協会)が指定する規格があり、合板の「強度」「合板の接着部分の耐久性」が指定されています(前掲の記事参照)⬇️

一条工務店が使用している合板の「強度」は2級(壁・床・屋根の下地板などの用途を考えた基準)で、接着部分の耐久性は特類(常時湿潤状態における接着耐久性が確保されているレベル)です(以下さすけ氏の記事も参照ください、何度も拝借失礼します)⬇️

また、建材において重要なこととして、ホルムアルデヒドの放散量を考えなければなりません(以下記事参照)⬇️

一条工務店のHPをみると、「業界最高水準を追求した空気環境」を保つために低ホルムアルデヒドの「F☆☆☆☆」グレードの建材を標準で使用していると記載があります。
これは、JASやJIS(日本工業規格)がホルムアルデヒドの放散量が少ないものとして認められたものであり、特徴的なJAS・JIS認定マークが記されています。


まあ、上記のことは当たり前っちゃあ当たり前の話です。ホルムアルデヒドの放散量が多ければ多いほど、換気が行き届いていたとしても住宅内の大気中に残留し、IAQ(Indoor Air Quality:室内空気品質)が損なわれ、我々の健康に影響を与える(シックハウス症候群など)ことが広く知られており、国も基準を設けて規制しているからです。


一条工務店の構造用木材に関しては、素人の私が調べた限りではそれ以上のことはわかりませんでした。


●フローリング
例えばi-smartでは、フローリングは4種類選べるそうです(以下参考記事、リンク失礼いたします)⬇️

オプションで朝日ウッドテック社の「ライブナチュラル」や「ライブナチュラルプレミアム」という無垢に似せた床材がオプションとして選択できるそうですが、もちろんこれは本当の無垢床とは本質的に異なり、「ライブナチュラルプレミアム」でも表面に天然無垢材を暑さ2mmで貼り付けているだけのいわば「無垢床のまがい物(失礼な言い方だけど、真実)」です。標準仕様である床暖房対応で、無垢床に対する憧れがある方へ向けてのオプション対応といったところでしょうけれど、本当の無垢床(暑さ15mm以上)の耐用年数や高級感・質感にはもちろん敵いません。


フローリングに関しても、私が調べた限りではそれ以上のこだわりというものは発見できませんでした。


・それ以外の資材に対するこだわり

一条工務店が今最も売り出している商品は、現在「電力革命」と銘打って登場させたオリジナルの大容量太陽光発電+蓄電池です。驚くべき破格の(安い)値段で施主に提供できる形になっており、これはおそらく他のハウスメーカーや工務店では不可能でしょうし、エコを謳っている他社の住宅メーカーからすれば驚異であると言えるでしょう。
また、これから電力の自給自足を目指し、光熱費をできる限りゼロに近づけたいと考えている私からしても、現在一条工務店の最大の長所であると思えます⬇️

この太陽光パネル+蓄電池に関しては、一条工務店の伝説的施主ブロガーであるさすけさんがこれまた詳細に記事にされているので、興味ある人は読んでみてください(またまた記事拝借失礼します)⬇️

これを読めば、一条工務店の太陽光パネル+蓄電池の凄さが一目瞭然でわかると思います。一条工務店でこれから家を建てる人は、この太陽光パネル+蓄電池を導入しない手はないと私には思えます。


以上が一条工務店の建材・資材に対するこだわりでした。
まとめると、やはり一条工務店のこだわりは家の性能に関することに集約されます。


強度の高いツーバイ工法しかり、高性能な断熱材(ウレタンフォーム)しかり、太陽光パネル(+蓄電池)しかり・・・。


ちなみに、一条工務店のこれらの住宅性能は、HRDというフィリピン工場の資材・建材の製造(80%以上)ラインに担保されています。実はこれは一条工務店の「公然の秘密」として営業マンや一条工務店の施主さんなどはみんな普通に知っていることです。
特にこれから一条工務店での建設を考えている方は深く知っておいて損はないと思います。HRDや一条工務店というハウスメーカーの仕組みについてより深く知りたい方は、ぜひ以下の記事をお読みください⬇️
http://www.monotsukuri.net/ichijou/ichijou_01.pdf

スウェーデンハウス

・建材として使用する木材に対するこだわり

以前の記事でも書いたように、スウェーデンハウスはトーモク(株)の連結子会社であり、建築資材としてトーモクヒュースAB(本社:スウェーデン)が製造する木材を使用しています(トーモクについては以下参照)⬇️

トーモクの木材へのこだわりですが、2016年7月にFSC/CoC(Chain of Custoday)認証を取得しています。この「FSC/CoC認証」とは、森林管理認証を受けた森林から収穫された木材を認証基準に従い適切に管理、加工していることを認証する制度で、認証マークは「責任ある森林管理」ができている企業の証です。
トーモクは貴重な森林資源の保護、地球環境負荷の低減に積極的に取組み、認証マークを付けた安全で安心な環境対応製品を製造・販売しています。


●構造用木材
スウェーデンハウスでは、木造枠組壁工法の一つである「木質パネル工法」を採用しています。この工法は、6面体の箱によるモノコック構造で床や天井、壁が一体化されており、面の力で建物を支えるため高い耐震性があります。構造上は一条工務店が採用しているツーバイ工法と似たようなものですが、壁・床・断熱材の施工、電気配線や建具などをあらかじめ工場生産したあとで現場に運びこみ、現地では部材を組み立てるだけの簡単な作業で済ませられるように手順化されている点が異なります。ツーバイ(2×4)工法と比べ、かなりの部分において大工さんの作業や手間を減らせるようにしたことから、作業効率の向上、品質の安定という面で、ツーバイ工法をさらに進化させた形が木質パネル工法であるといえるかもしれません。
さらに、外壁の枠組材に、通常の2×4材の38mm×89mmの縦枠に比べ、45mm×120mmという1.6倍もの断面積を持つ、高強度の構造材を使用しておられます⬇️

構造用合板も、9mmの厚さのものを使用しており、この構造用合板は床下地、外壁下地、内壁下地、天井下地、屋根下地などに使用されています。
ちなみに、スウェーデンハウスで使用されている構造用合板は、フィンランド産のものらしく、もちろん低ホルムアルデヒド(F☆☆☆☆)、強度は不明でしたが、接着剤の耐久性は特類です。
ただ、スウェーデンハウスの「木質パネル工法」は、フローリングを貼るのにも接着剤を使いまくりますから、やはりどうしても住み始めは家中に有機溶媒の匂いがしてしまうようです⬇️

また、スウェーデンハウスでは、構造材の含水率が15%以下に保たれており、JAS(日本農林規格)の基準である19%を大きく下回っています。つまり木材が十分な乾燥状態にあることで、住宅の高気密や高断熱が長期に渡って保たれるということになります⬇️


●フローリング
スウェーデンハウスの床はパイン材が使用されることが多いようです。
無垢フローリングだと家の雰囲気ともマッチする感じがするのではないかと思います。
壁面や天井にも天然のパイン材を使用する施主さんも多いようです。
しかし、無垢フローリングのメンテナンスが大変ということで、最近では「ライブナチュラル」などを採用する人も増えているようです。


・それ以外の資材に対するこだわり

スウェーデンハウスはやはり独特の北欧テイストのデザイン性こそが他社にはない特徴です。トーモクの連結会社である北洋交易株式会社でインテリア事業もスウェーデンハウスと連結して行っており、北欧諸国とのネットワークを活用し、北欧テイストの美しいデザインのファブリックや小物雑貨等も輸入・販売しています。
テキスタイルやブランケット、フィンランド製のフローリングなど様々なインテリア商品を提供しており、スウェーデンハウスの施主が頼めば素晴らしいトータルコーディネートをしてもらえるでしょう。


ただし、やはりそうするとそれなりにお金はかかると思いますが・・・。

小林住宅

・建材として使用する木材に対するこだわり

●構造用木材
小林住宅では、”Kurumu”という創建が推奨する工法(外断熱工法)で住宅を建設しており、「NK工法」という建て方を採用しています。この工法はベースは木造ですが、接合部に特殊な金物を用いることで、鉄骨造のような構造を成り立たせるものです。この工法のメリットは、柱や壁が少なくて済むわりに、高い耐震性を持つこと。そして、プレカット会社と構造計算事務所が一体となっているため、現場でのミスが少なくなるという利点もあります。
小林住宅の構造用木材は、標準で「ハイブリッドビーム」という中国木材株式会社の集成材を建築材として使用しています。これはベイマツと国産スギをサンドイッチしたもので、強度が高く(機械等級E95以上)価格が安いというのが大きな利点です。もちろんこの木材は低ホルムアルデヒド(F☆☆☆☆)です。
ハイブリッドビームを製造している中国木材(株)は、地産地消を謳い、地球環境にも気を使った石油燃料に頼らないやり方で木材を製造されているこだわりの強い会社です⬇️


しかしながら、ハイブリッドビームという集成材は、人工乾燥させた木材を使用しているため天然乾燥材に比べて耐久性・調湿性・断熱性が低いこと、辺材で柔らかいためシロアリに脆弱なことが欠点として挙げられます(なお、これはほとんどの集成材に言えることです)。
また、集成材ですから合板と同様に接着剤が使用されていますので、低ホルムアルデヒドであったとしても、やはり接着剤が揮発し、IAQ(Indoor Air Quality:室内空気品質)を損ない、我々の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
ちなみに、ハイブリッドビームには接着剤として「イソシアネート」が使用されていますが、極少量でも皮膚や気管支粘膜から吸収され、人体に有害な作用を及ぼすことが以前から指摘されています⬇️
http://www.asahikawa-med.ac.jp/dept/mc/healthy/jsce/jjce21_1_82.pdf


●フローリング
無垢床を使ったりされていますが、そのクオリティに関してはよくわかりませんでした(調査不足ですみません)。

・それ以外の資材に対するこだわり

小林住宅に関しては、他社にはないこだわりというのはあまり見つけられませんでした(調査不足ですみません)。強いていうならやはりKurumuによる外断熱工法により気密性・断熱性を高めていることでしょうか。
それ以外はこだわりがある部分もあるとは思いますが、施主さんのブログなどを読んでいると多分やってもらいたい事を言えば(お金さえ出せば)、自由になんでもさせてくれそうな感じはあります。

ウェルネストホーム

・建材として使用する木材に対するこだわり


●構造用木材
ウェルネストホームでは、構造用木材に関しては天然乾燥木材:AD(Air Dry)材」へのこだわりがあります。
天然乾燥木材(=AD材)と、人工乾燥木材(=KD材)の違いについては、以下の記事を参考にしてください⬇️


例えば、ウェルネストホーム九州では、「多良木プレカット協同組合」を通じた100%国産材かつ天然乾燥材にこだわった建材を使用しています⬇️

「多良木プレカット協同組合」とは、「SGEC森林認証の家」を普及させる木造住宅の建設を業とする組合員で構成される事業組合として、住宅に必要な木材や建材を供給するため、平成24年2月に設立された組合です。HPを見てもらえればそのこだわりの片鱗が垣間見られます⬇️

ちなみに、「SGEC(Sustainable Green Ecosystem Council)森林認証制度」とは、森林が適正に管理されていることを、中立的な第三者が客観的に評価し、社会に対してその価値を認定する制度です⬇️

これは木材の産地を証明することが可能になったという事です。
これこそが、ウェルネストホームの創業者早田代表のこだわりの一つである「トレーサビリティ(Trasability):追跡可能であることです。
すなわち、使用している木材が、「どこで、誰が、どのように」採取し製造したかがわかるという「顔の見える家づくり」をしているということです。
これは、HRDというフィリピン工場でほとんどの建材・資材を作っており、「顔の見えない家づくり」をしている一条工務店とは対照的です。


また、このような産地が明確な木材を使用することにより、”ウッドマイルズ(木造の輸送距離)”でも高い評価が得られます。
「地産地消」の地元の山から取れた木材を使用した住まいづくりは、環境負荷が少ない(=環境にやさしい)ということにつながるのです。地域材を多く使用する住まいは、木材の輸送過程で排出されるCO2を大幅に削減でき、地球環境保全にもつながるという事です。


ところで、なぜウェルネストホームは人工乾燥材(KD材)ではなく天然乾燥材(AD材)にそこまでこだわっているのでしょうか??
それはもちろん、天然乾燥材(AD材)の方が圧倒的に長持ちし、調湿性能に優れているからです!!
それではなぜそのようなAD材ではなく、ほとんどの他のハウスメーカーは人工乾燥材や人口乾燥させた集成材などを使用しているのか・・・?
これは、皆さん方自身で考えていただきたいと思います。


そして、ウェルネストホームでは在来工法(木造軸組工法)により住宅を建設していますが、一般的には耐震性が高いとされているツーバイ工法よりも耐久性のある建て方をされているように個人的には思います。


例えば、もちろんウェルネストホームでは、建築木材として上記の天然乾燥材を使用していますが、この天然乾燥材にACQという薬剤を加圧注入した「緑の柱」(コシイプレザービング社)を1階部分の柱すべてに使用しています(以前の記事参照)。
これにより天然乾燥材を腐敗やシロアリ被害から守ることができ、住宅の耐久性を飛躍的に高めています。
さらに、耐力面材として地震に強く、吸放湿性能の高い「モイス」を使用しています。このモイスを使用した通気層のない形の壁は、ウェルネストホームだからこそできることで、一般的にサイディングで外壁を作っている住宅では通気層を設けないと結露してしまうため、不可能です。


●フローリング
ウェルネストでは、フローリングに関しては天然無垢材へのこだわりがあります。


何といっても、無垢の床材にはぬくもりがあるというのが最大の長所です。


また、無垢フローリングは、耐久性が高く長持ちします。最低30年~50年、きちんとメンテナンスすると100年以上ももつそうです。これが本当なら下手をすれば親子3代にわたって使えるほど長持ちする素材ということになります。
さらに、ランニングコストがほとんどかからないというメリットがあります。合板フローリングは表面に張ってある薄い木やプリントした紙などが剥がれたら、素人では簡単に補修できませんし、プロに頼むと一箇所あたり数万円もの補修費がかかります。一方、無垢フローリングは、芯まで本物の木で出来ているので、素人でも自分で削ったり塗装したりと簡単にメンテナンスができます。
「合板フローリングの方がメンテナンス性に優れている」と考えている方も多くいらっしゃるかと思いますが、それは短期的な視点で見たときの話です。長期的な目で見れば、メンテナンスが大変で高価な合板フローリングでなく、無垢フローリングの方が優れていると言えるでしょう。


ウェルネストホームの無垢材の凄さは、それだけには止まりません。
ウェルネストホームがメインで無垢フローリングとして採用しているのは、なんとデンマーク産樹齢200年のヨーロピアンオーク(FSC認証林由来)です。しかも、幅広長尺一枚フローリングとして使用しており、樹齢の浅い木材を継ぎ足して作る「ユニ加工」のものとは、レベルが違います。
さらに、ウェルネストホームは持続可能性の高い社会を目指しており、環境保護を考えて良い物を長く使うことを基本理念としています。そのため、原材料となる木材のトレーサビリティだけでなく、製造する工場の条件にもこだわりを持って選ばれています。
ウェルネストホームが使用している無垢材についてさらに詳細を知りたい方は以下の記事を参考にしてください⬇️


・それ以外の資材に対するこだわり
ウェルネストホームのこだわりは多すぎてここでは書ききれませんので、一つずつ記事にして徐々に書いていこうと思います。


しかし、やはり一条工務店と同様「家の性能」に関わる部分で他社にはないこだわりを多く持っています。そしてそれは、一条工務店が全面に押し出しているようなこだわりとは一味もふた味も異なります。


一条工務店が「家の性能」に関してあげているこだわりは、どちらかと言えば自社工場(HRD)で一括管理できる「表面的な部分」でのこだわりで、アピールしやすく、素人でも一目でわかるようなものです。
一方で、ウェルネストホームの「家の性能」に関するこだわりは、地道な努力によって得られる「細かい見えない(見えづらい)部分」でのこだわりが多いため、アピールしにくい、というかアピールしても伝わらない(わかってもらえない)ものです。


例えば、一条工務店が自社開発の床暖房・太陽光パネル(+蓄電池)といった「わかりやすい」家の性能をHPや展示場でアピールしているのに対し、ウェルネストホームは気密性を高めるためのノウハウや調湿性の高い資材・建材こそが大きな長所であり他社にはないこだわりですが、それをアピールしたところで建築の素人(だけではなくプロも)にはわかりません。


また、先ほど無垢材のところでも述べましたが、ウェルネストホームは持続可能性(サステナビリティ)追跡可能性(トレーサビリティ)にも相当なこだわりを持っているハウスメーカーです。


「今だけ、金だけ、自分だけ」という住宅づくりをしているハウスメーカーが多い中で、このようなこだわりを持ったハウスメーカーはやはり稀有な存在だと言えるでしょう。


今後はそのような「わかりにくい」ウェルネストホームのこだわりをできればわかりやすく書いていきたい、と思っています。


今回はまた長くなったので、このくらいで終わっておきます。