チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【我が家のこだわり】その②:造作(オーダーメイド)

こんにちは、チリです。
本日は2020年4月6日、月曜日です。



さて、前回に引き続き、家の性能以外にマイホームでこだわりたいポイントについて書いていきたいと思います。


私がマイホームを建てる時に、家の性能以外でこだわりたいことは主に以下の3点です。


①無垢床
②造作(オーダーメイド)
③電力の自給自足


このうち、①無垢床 については、前回の記事で取り上げました⬇️


今回は②造作(オーダーメイド) について書いていきたいと思います。


こだわり②:造作(オーダーメイド)

造作か、既製品か??

造作(オーダーメイド)のメリット・デメリット、既製品のメリット・デメリットはそれぞれあると思いますし、そのメリット・デメリットを比べてみて、どちらが良いか選ぶ際には、「これが正解」というものはないと私は思っています。


ただ、実際には「造作はコストが高いから」とか、「造作は打ち合わせなどに時間がかかるから」という理由で既製品を選んでいる方が大半であるように思います。
あるいは、既製品から選ぶのが当たり前で、造作にするという選択肢すら持ち合わせていない、というパターンもあるかもしれません。
つまり、多くの人が造作を検討すらしていない、ということかもしれません。


私は上記のような理由で造作を考えないのは非常に勿体無いと思います。


もちろん予算が限られている中で、高いコストをかけて造作したいと思う人の方が少ないことは重々承知していますし、私自身も無駄に高いコストをかけて造作したいなどとは思っていません。


例外なく、こだわればこだわるほどコストがかかる。これは造作の最大のデメリットです。しかし、造作には自分の嗜好やライフスタイルに合わせたオンリーワンのものを作れるという大きなメリットがありますし、実際に満足いくものができた時の喜びは計り知れません。
このメリットを享受するためにも、予算に余裕がない方でも、時間さえ許せば、ぜひ一度造作で何かを作ることを考えてみても良いのではないでしょうか??


我が家はできるだけ造作したい

この記事のタイトルの通り、我が家を建てる時には造作=オーダーメイドにこだわりたいと考えています。


私の実家は、無垢材の得意な地場の工務店に全面的に依頼して一から作ってもらった家(気密性はほぼない)だったので、床や天井は当然無垢(国産ヒノキ)で、無垢材を使った造作家具がいくつかあり、洗面台やキッチンや風呂も全てその工務店が現場で作った造作(オーダーメイド)でした。
残念ながらその工務店の親方が病気で亡くなってしまったため、その後ウチの実家が何かをそこに依頼することはできなくなってしまいましたが、築20年が経った今でも、造作してもらったキッチンや風呂はそのまま残っていますし、洗面台も古くなったところのみ改修して、他はできた時のまま使っています。


だから、というわけではないかもしれませんが、私は前回の記事でもお示ししたように、無垢床に対してとても親近感がありますし、例えば無垢材を使って造作した以下のようなキッチンの雰囲気がとても良いな、と感じます(ogumaさんの造作キッチン)⬇️

そして、予算が都合ついて造作風呂ができるなら、こんな感じ良いと思っています。ザ・シンプルモダンバス!!(by Pinterest)
少し無機質すぎるか・・・??無垢材関係ねー!
しかし、残念ながら流石にこれは妻が許してくれないでしょう。「子供もいるんだから、無理に決まってるでしょう!!」とか言われそう・・・⬇️

あるいは、こんな感じ。タイルの感じがいいですよね(by pinterest)⬇️
これも無垢材関係ねー!

造作洗面台は無垢材を使ってこんなフレンチっぽい感じに・・・ってかむしろこれと全く同じで良いかも(造作の意味ねー!)(by Pinterest)⬇️

あるいはこれ。モールテックスの無機質感が好きです(by pinterest)⬇️
無垢材?横の棚がそうです!なんてね。

いかがでしょうか??
私が色々造作にしたい理由がわかっていただけましたでしょうか??


上記に挙げた画像にあるようなキッチン・浴室・洗面台を既製品で用意することはなかなか難しいでしょう。かつ水栓や浄水器、食洗機、シャワー、照明などにこだわりだすと、もはや既製品で間に合わせることは不可能です。


もちろんこの全てを採用していたのでは予算がいくらあっても足りません(本当にそれだけで家やマンション買えちゃうくらい!)ので、上限を設けてできないところは既製品でまかなっていこうと思ってはいますが・・・。


なぜ造作にこだわるのか??

私の実家は既製品ではなく、造作のものが多いことを紹介しましたが、それは単に私が造作を嗜好するきっかけになっただけで、私がマイホームづくりで造作にこだわる一番の理由は、あくまでも「造作した方が家づくりが楽しくなると思うから」です。


キッチン、カップボード、浴室、洗面台、照明・・・etc。


家の仕様として決めていかなければならないものは数多あり、これらのものはほとんどの場合はハウスメーカーや工務店が定めている標準仕様のものの中から選ぶことになります。オプションでハイグレードなものを選べたりもしますが、これらはほぼ100%既製品であり、標準仕様がオーダーメイドであることはまずあり得ません。


もちろん、標準仕様となっている既製品の中から選ぶというのでは、家づくりの楽しみがなくなると言って批判したいわけではありません。


しかし、既製品というのはある程度の自由はきくとはいえ、どれもこれも決まった形・決まったデザインをしており、自分の好みにあったテイストや雰囲気の素材やデザインを選んで自由に作ることができません(それに近いものを選べば良いと言われそうですが・・・)。


しかも、ショールームなどへいくと、実物がその場で展示されていたり、イメージはしやすくなるかもしれませんが、造作してみて初めて実際のモノがわかる、というドキドキ感、あるいは何か新しいものができる、というワクワク感は全くありません。


「家づくりは一生に一度なんだから、そんなドキドキ感やワクワク感など必要ない」


と感じる人も多くいらっしゃると思います(実際私の妻はそういうタイプです)。


そして当然ですが、一生に一度なのだからできるだけ後悔はしたくない、と私も思います。


ですが、自由設計とは言え、ただ既製品を選んでいくという家づくりには、正直私はあまり魅力を感じませんし、できるだけこだわりを持って造作したものの方が愛着も湧くだろうと思います。


だから私はできるだけ多くのものを造作(オーダーメイド)で作り込んでいきたい。
そして作ってもらえる人達との関係性を楽しみ、できる上がるまでのドキドキ感・ワクワク感を存分に味わいたい。本気でそう考えています。


一生ものの造作をしたい

ただ、懸念点として、ライフスタイルが変わってしまったり、家族構成が変わったりしたら、造作したものが必要なくなって使わなくなったり、大幅なリフォームが必要になってきたりするかもしれません。
でも、おそらくそれは既製品を選んでいてもそうなっていただろうし、あとは結局はお金の問題になってくるでしょう(リフォームにもお金はかかる)。


私はやはりそういうところも考えた上で、せっかく作るのであれば一生ものの長持ちする造作をしたいと考えています。むしろ親から子へ、子から孫へ、受け継がれるような品物であれば最高ではないですか??


例えば以下のクオホームさんの記事でも書いておられるように、海外ではオーダーメイドのキッチンを引っ越す時にも解体して新居に持っていくこともあるそうです⬇️


そのためには、やはり流行に左右されない普遍的でシンプルなデザインを嗜好するのが良いとは思います。


例えば、以下の無垢材を使用したテーブルなどは、一生ものとして、メンテナンスさえキッチリすれば、親子代々使用できると思います。少し大きすぎるかもしれませんが・・・(by Pinterest)⬇️

もちろん、ウェルネストホームさんでは50年〜100年はもつ、という自信を持って住宅を設計されていますから、家自体を親から子へ、子から孫へ、引き継がれていく可能性もあります(低い可能性かもしれませんが)。
家の中にあるキッチンやお風呂、洗面台、家具なども一緒に引き継がれていけばなお良いと思います。
もちろん子供や孫の趣味もあると思いますから、強制することはできません。
しかし、ユニバーサルデザインの長持ちする造作物を作っておけば、引き継いでいってもらえるかもしれません。
自分が造作してもらって使い込んだものを、また子供や孫が使用している姿を考えただけでウキウキしませんか??


昔の(白人に迫害される前の)インディアンは、4世代先のことまで考えて行動していたそうです。
私も自分だけが良ければ良い、今さえ良ければ良い、などとは全く思っていません。4世代先まで考えることは流石に私にはできませんが、せめて子供の代、あるいは孫の代のことくらいまでは考えながら、何を造作するか?を含めた家づくりを丁寧に進めていきたいと考えています。


また長々と読んでいただき、ありがとうございました!!