チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【造作キッチン】その①:妻のため、すなわち我が家のため

こんにちは、チリです。
本日は4月1日火曜日です。


今回はキッチンのお話をしていきたいと思います。


以前の記事でも取り上げましたが、我が家は間取りの検討をしていく中で、キッチンはⅡ型にしよう、という結論に達しました。


ちなみにⅡ型キッチンとは、以下の画像のように、調理カウンターが前面と背面に分かれて平行に並んでいるキッチンのことです⬇️by pinterest

Ⅱ型キッチンは一般的には上の画像のように、前面のカウンターはアイランド型かペニンシュラ型の形で配置されシンクが付随していることが多く、背面のカウンターは壁づけにしてコンロを設置することが多いようです。
このようなⅡ型キッチンのメリットとしては、シンクとコンロがそれぞれのカウンターにわかれて配置されているため、体の向きを変えるだけですぐにどちらにもアクセスできるということが挙げられます。つまり作業動線が短いということですね。また、作業台が2つ存在するため、調理作業スペースや収納スペースが広く取れるということもメリットの一つです。I型キッチンの標準的なサイズは約2m55cmですが、Ⅱ型キッチンでは1m80cm×2台分=3m60cmが標準的なサイズであり、I型キッチンの1.5倍分もの広さがあります。したがって調理カウンターの作業スペースや収納スペースも1.5倍分取れるということになります。
逆にⅡ型キッチンのデメリットとしては、まず通路スペースの床が汚れやすい、ということが挙げられます。シンクとコンロをそれぞれ設置した調理カウンターを行き来するため、その間にある通路スペースに水や料理の汁などがこぼれたりすると床やカウンターの壁面を汚してしまうリスクがどうしても増えてしまいます。また、Ⅱ型キッチンを設置するためには、十分な奥行きと通路スペースを用意せねばならず、広いスペースが必要となります。Ⅱ型キッチンでは背面カウンターもコンロなどキッチンの一部となるため、カップボードや家電収納などの背面収納を設置する場合、さらなるスペースが必要になります。これはⅡ型キッチンの大きなデメリットと言えるでしょう。



ちなみに、我が家のキッチンをⅡ型にしようと考えた理由は主につあります。


理由①:I型のレイアウトでは横幅が足りなかったため
設計士さんに提案してもらった間取り図では、Ⅰ型でキッチンカウンターが壁についたいわゆる「ペニンシュラ」型のレイアウトになっていました。しかし、妻が「キッチン周囲をぐるぐる回れるようにアイランド型にしたい」と提案し、当初は横幅が2m60cm以上あったのでI型で十分だったキッチンカウンターが、周回できるように壁から離す(80cm程度)と幅が足りなくなってしまったので、Ⅱ型にすることを勧められました。
理由②:将来的には家族で共同作業をしたいと考えたため
これは今ではどの家庭でも考えられていることと思いますが、キッチンで調理をするのはもはや妻(母親)だけの仕事ではなくなってきました。便利な調理器具がたくさんあり、夫(父親)もそして子供たちも、家族みんなで仲良く料理するという時代になっています。そんな中で、我々家族も将来的には子供たちとキッチンで共同作業をしたいと考え、作業スペースを広く取れるⅡ型キッチンがベターだろうという結論に至りました。



ところで、Ⅱ型キッチンにするかしないかは別にして、ウェルネストホームでは実はキッチンにもこだわりがあります。


こだわりその①:スーパーラジエントヒーター(MFG社製)
「スーパーラジエントヒーター」とは、MFG社製の電気を流してセラミックを高温で温めることで調理する調理器具のことです。遠赤外線による輻射熱で鍋やフライパンに乗せた食材そのものに火を通すことができるため、食材自体の旨味を引き立たせることができるのが最大の利点だそうです。
また、もう一つ大きな利点としては、IH調理器に比べて圧倒的に電磁波の影響が少ない、ということです。電磁波については以下の記事を参考にしてみてください。スーパーラジエントヒーターについてもかなり詳しく書かれています⬇️

ちなみに上の画像はミーレのラジエントヒーターですが、私はMFG社のものではなく、できればミーレのものを入れたいと思います。理由は私が尊敬するウェルネストホームの施主ブロガーであられる「オーカピシュタイン」さんも自身の記事で書いておられるように、グリルレスで見た目が良いからです⬇️

もちろん、オーカピシュタインさんもミーレのラジエントヒーターをご自宅のキッチンに導入なさっています⬇️(勝手にブログ拝借失礼いたします!!)

この「ラジエントヒーター」、海外でもまだまだ主流ではなく、日本国内だとMFG社製のものかミーレ社製のものしか手に入らないそうです。住宅性能だけでなく、キッチンにもこだわりたい!という人はぜひチェックしてみてほしいと思います!!


こだわりその②:室内循環型レンジフード
みなさんが使用されているキッチンのレンジフードはほとんどが「換気扇廃棄型」のレンジフードだと思います。これは、キッチンの換気扇から調理の臭いがついた空気をダクトを通じて強制的に外に排気する方法です。しかし、これでは外に排気する空気による熱の損失があまりに大きい。なおかつ、高気密住宅では普通でも気密性能が良いあまりに玄関ドアの開閉が重いといった現象が見られますが、レンジフードを運転して負圧が強まると、さらにこれが重くなり、子供さんだとドアを開けられなくなる可能性があります。ですから、高気密・高断熱の高性能住宅を建てた方は、このような熱損失があまりに大きく負圧になるレンジフードではなく、「同時吸排型」のレンジフードを採用している施主さんが多いと思います。これは文字通り、排気ダクトに加え、吸気ダクトの接続口ももち、吸気と排気を同時に行えるタイプのレンジフードです。しかし、このタイプだと排気ダクトが長くなりすぎるとダクトとの摩擦やカーブの抵抗によって有効な排気量が少なくなってしまうという欠点があります。また、吸気ダクトが長くなると、ダクト内の空気温度(外気温)と室温が接触することで、夏場はダクトの内側に、冬場はダクトの外側に結露が生じてしまいます。これを防ぐためには吸気ダクトを断熱材で覆ってあげる必要があり、その分施工費用がかかってくることになります。


一方、「室内循環型」レンジフードは、配管工事が不要(ダクトレス)であるため設置コストが削減されます。これは設置場所が屋外から距離が遠い程メリットが大きくなります。ダクト用の配管ルートや、開口部を気にしなくてよいというのは設計者にとっても大きなメリットです。また、何より最大のメリットは、暖房時の室内の熱を外に逃がさないということです。外部の空気を取り入れないので、せっかく暖めた室内の暖気を外部に逃がしてしまうということがありません。また、外部の空気が排ガスや花粉などで汚れている場合もそれを気にする必要もなくなります。したがって、ウェルネストホームのような超高気密住宅には、「室内循環型」レンジフードがベストな選択だと思いますが、メンテナンス費用が高いことが玉に瑕・・・。
ちなみにこの室内循環型のフードは富士工業のものが選択できるようです⬇️(富士工業株式会社HPより)

奥様のためにキッチンの温熱環境を整えてあげることは我々夫の使命です。そのための一つとして、この室内循環型レンジフードを選ばれてみてはいかがでしょうか?(もちろん私は導入するつもりです!)
ちなみに室内循環型レンジフードについての詳細は以下記事がわかりやすかったです。まだ国内での導入件数は少ないようですが、高気密高断熱の高性能住宅を建てたい方は、ぜひ参考にしてください!!⬇️


あと、私たちのキッチンのこだわりとして、キッチンの食洗機には大容量の海外メーカーの食洗機を導入したいと考えています。
また、我が家では結婚当初より家族に勧められてその性能の良さからアムウェイの浄水器を使用しています(*ディストリビューターではありません)。当初は据え置きタイプを使用していましたが、マイホームでは見映えの良さからもビルトインタイプのものをシンク下に設置したいと考えており、水栓もそれ専用に後付けしようと考えています。


そういうことを考えると、やはり大手住設メーカーのシステムキッチンでは対応できなさそうです。


ということで、おそらく(間違いなく!?)我が家のキッチンは造作キッチンになると思われます。


ちなみに、今検討しているキッチンメーカーは以下の3つです。


1. 神戸スタイル(KOBE STYLE)
ウェルネストホームの施主さんも何人かこちらでお世話になっているそうです。
実は我々も先日ここに見積もり依頼してきました!!

2. MODELLO
施工実績も多く、北摂近辺で人気があるようです。
自宅からも割と近いので、打ち合わせも楽そうです( ̄▽ ̄)

3. oguma
実は我が家の最寄りのウェルネストホームのモデルハウスもここでキッチンをオーダーされました。仕事ぶりが丁寧で、代表の早田さんとも付き合いがあるそうです。


この中でも私は個人的には3つ目のogumaさんが一番気になっています。
なぜなら最寄りのモデルハウスのキッチンの仕様が素晴らしくて、「こんなキッチンがいい」と妻が言っていたことと、以下のウェルネストホーム東海・北陸の記事で紹介されていたキッチンもこのogumaさんのキッチンで、私自身すごくいいな!!と思えたからです。
ぶっちゃけこんな雰囲気のキッチンにしたい!!⬇️


造作キッチンの打ち合わせなどについても、今後記事にしていけたらと考えています。