チリの家づくりブログ 〜WELLNESTなマイホーム計画〜

住宅業界のトップランナーと共に、「一生健康で快適でエコ」な家づくりを目指します

WELLNEST HOME(ウェルネストホーム)で超高気密・高断熱住宅を建てるまでの記録です

【良い家づくり】その②:天然素材にこだわろう!!

こんにちは、チリです。
本日は2020年4月16日です。


今回も前回の続きで、「いい家とは何か??」ということについて考えていきたいと思います。


ちなみに、前回は「家の性能」について問題提起させていただきました⬇️


「家の性能」は、何も知らないまま住宅を購入されようとしている方、あるいは家の性能について正しい知識をお持ちでないハウスメーカーや工務店の営業マンの方々にはぜひ深く考えていただきたいテーマだと私は思っています。


ちなみに、もし家の性能について何も知らないまま住宅を購入してしまって「夏は暑く、冬は寒い」かつ光熱費の高い家に住んでしまっている人は、ぶっちゃけもうどうしようもないと以前は考えていました。お金があればリフォームするか、新しい家を買うかできるかもしれませんが、ほとんどの人は不可能だと思っていたからです。しかし、どうやらそうでもないようだということがわかってきました。

例えば、以下の動画を見てもらえれば、リカバーができることがわかると思います⬇️


【もう買っちゃった家のリカバリーの方法って?①】ウェルネストホーム早田さん、松尾設計室の松尾さん、日本エネルギーパス協会今泉さんに聞く!

【もう買っちゃった家のリカバリーの方法って?③】築10年以内の家のリカバリーを実践した!チャンネルあきさんとコラボ!!

しかしながら、私はやはりできることなら家の性能は家を建てる前にこそしっかり考え、できる範囲内で高性能な家づくりを目指すべきなのだと思います。


さて、今回は「家の素材」について問題提起してみたいと思います。


問題提起②:素材の悪い家が「いい家」と言えますか??

そもそも建築資材にどういうものが使用されているか知っていますか??

流石にハウスメーカーや工務店の営業マンで自社の建築資材のことについて何も知らない人はいないと思いますが、これからマイホームを建てたいと思っていらっしゃる方、あるいはすでに住宅購入された施主さんの中でも、自分の家の建築資材にどのようなものが使われているか知っているという方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?


例えば、


・断熱材は何が使われていますか?そしてそれはどういう特徴がありますか?
・床材は何を使っていますか?その素材はなんですか?
・壁や天井には何が使用されていますか?それらは安心・安全なものですか?
・外壁には何が使用されていますか?その特徴や耐久性などは把握していますか?


というような質問に対して、正確に答えられる人は、本当にわずかしかいないでしょう。大半の人はどのような建材・資材が使用されているかすら知らないと思います。


でも、果たして本当にそれで良いのでしょうか??


例えが悪いかもしれませんが、これはまるでがんになった人が、がんの標準治療(3大治療:抗がん剤・放射線・外科的切除)を受ける際に、自分がどのような治療を受けるか把握しておらず、その副作用も正確に理解していない状態に似ています。
そのような人の中には、強い副作用が認められて自分のQOL(quality of life:生活の質)が低下してはじめて「こんなはずではなかった」と後悔する方が多くおられます。


しかし、後悔先に立たず。


いくら後悔しても、一度低下したQOLを元に戻すのはなかなか困難です。
そればかりか、一度身体のバランスを崩してしまうと、その後の治療の影響(副作用)が出やすく、急激に病態が悪化する方も数多くおられます。病態が悪化すれば治療が続けられなくなり、終末期の緩和医療などで手を施すも入退院を繰り返した挙句、免疫力低下もあいまって、あえなく帰らぬ人に・・・。なんてことは日常茶飯事です。


このようなことを避けるためにも、やはり自分がどのような治療を選択すべきか、その治療にはどのような副作用があるのか、最低でもその程度のことは正確に理解した上で治療していく必要があると私は思っています。そうすることで、もし副作用が出てしまったとしても、すぐに自分で気づき初期に対応することができるかもしれませんし、強い副作用が出現して治療が続けられなくなったとしても、「自分が選んだことだから」と思い、後悔することも少なくなると思います。


このようながん治療の場合と同様に、家づくりにおいても、自分が建てようとしている家にどのような建材・資材が使用されているのか、そしてそれにどのような特徴があり、耐久性やメンテナンス性はどうなのか、など知っておくべきことは多々あります。


逆に言えば、そういうことを知らずに家づくりをしてしまった結果、何か建材・資材のせいで住宅に不具合が起きてきても、原因がわからず放置してしまうことになりかねませんし、「自分で調べて選んだことだから」と思えず、必ず自分以外の他者を責めたり、住宅メーカーの対応に怒りを覚えたりすることになり、トラブルにつながりやすくなると思います。


ですから、まずは自分が建てるハウスメーカーや工務店がどのような建材・資材を使用しているのかを調べ、それでもわからないことがあれば営業の方や相談センターのようなところに聞くべきです。そして満足いく回答が得られなかった場合、そのハウスメーカーや工務店は自分が求めるところではなかったということかもしれませんし、住宅メーカーを選び直すチャンスなのかもしれません。


さて、それでは以下からは具体的な建材を例に挙げつつ、問題提起を続けたいと思います。

ビニールクロス張りの家が「いい家」と言えるのか??

みなさんの家の部屋の壁や天井は一体何でできているのか、ご存知ですか??


・ビニールクロス
・紙クロス
・布クロス
・木質系壁紙
・珪藻土/漆喰壁紙
・オレフィン(プラスチック)壁紙


などなど、いろいろ壁紙の種類はあるようですが、この中でも現在日本の住宅において、圧倒的な割合(95%以上!!)で使用されているのが、「ビニールクロス」という塩化ビニールでできた壁紙です⬇️

ビニールクロスは製造コストがかからず大量生産でき、価格が非常に安価であるため、ここ30〜40年ほどで急速に普及してきました。今ではほとんどのマンション・建売住宅で内装材として使用されていますし、多くの住宅メーカーや工務店も部屋の仕上げ材としてこのビニールクロスを使用している状況です。玄関、廊下、リビング、洗面脱衣室、トイレ、階段室、寝室、子供室、クローゼット、押入、物入れまで、壁、天井、最近では床に至るまで、いたるところがビニルクロスで覆われている家というのも珍しいものではありません。


ビニールクロスは、何にでも似せて作ることができ、施工も糊を一度塗って壁に貼るだけなのでとても簡単です。とにかく小ぎれいに速く、しかも安くできるため、「こんな便利なものはない」ということで爆発的に広まったようです。


しかしながら、このビニールクロスはポリ塩化ビニル樹脂という石油から作られる人工化学製品から作られており、かつ製造過程でその他の様々な化学物質が含有されています。例えば、可塑剤 (DOP) (ジオクチルフタレート)、安定剤 (バリウム-亜鉛系安定剤)、発泡剤 (アゾジカルポンアミド)、充填剤 (炭酸カルシウム)、難燃剤 (水酸化アルミニウム)、着色剤 (酸化チタン) などです。


ちなみに、大量に使用されている塩化ビニル製品から溶出、又は、揮発する塩化ビニルによる汚染が世界的にも問題視されていることをどれくらいの人がご存知でしょうか? 


アメリカ産業衛生専門家会議(ACGIH)によると、労働環境の大気中の許容濃度は、5PPM(10mg/m3)です。しかし、生涯、発ガンのリスクを100万分の1に抑えるには、大気中の塩化ビニルの濃度を0.5ppb(0.001mg/m3)以下に厳しく規制しなれればしなければならないと、オランダの発ガン物質評価委員会が指摘しています。


また、ポリ塩化ビニルを燃やした際には、猛毒と言われる「ダイオキシン」を発生させます。 その影響は後々の世代にも残存し、催奇形性などがもたらされる可能性が指摘されています⬇️


ダイオキシンを扱う工事労働者に、肝血管肉腫、肝臓ガン、脳腫瘍、リンパ腫等が多発することが免疫学的に確かめられており、IARC(国際ガン研究機関)のグループ1の発ガン物質に指定されています。


すなわち、ビニールクロスは、もしもの火災の際にはこのような極めて危険な物質を産生します。そんなものに囲まれて生活していることをみなさんはどう感じられるでしょうか??
私も現在の仮住まいの壁紙はビニールクロスなので、一刻も早くこんな危険な家からは抜け出したいと日々感じています。


さらに、ポリ塩化ビニールは、製造、使用、廃棄の過程でも、環境や人体に開題を起こしています。
製造工程では、発ガン性があるとも言われる塩素ガスが大量に使用され、又、熱分解により、酸性雨の原因となる塩素ガスを発生します。また、その他にもビニール製品には、生殖毒性や発ガン物質を持つ成形加工性を改良し、柔軟性をもたせる可塑剤が20~50%も含まれています。
ポリ塩化ビニールの加工の際には、変色や熱分解を防止するために、神経毒性を有する鉛を含む安定剤や、イタイイタイ病の原因物質でもあるカドミウムを含む安定剤を添加した製品もあり、注意が必要です。
ビニール壁紙を貼る際には、下地調整剤として、コーキング剤・接着剤・防カビ剤等を使用していますが、それらも一つ一つの安全性が確認されたものではありません。


ビニールクロスは住まい手の健康や安全・安心な家づくりを考えた場合には、決して使用すべきでない建材の一つだと私は思います。


しかしながら現在の日本では、幼児・園児が過ごす保育園・幼稚園・学校、病院などの診療施設、免疫力が衰えてきた老人ホームなどの老後施設でさえも床は塩化ビニール製のシート材、内壁・天井は塩化ビニールクロス、あるいは有機溶剤を使用したペイント塗装といった公共施設や医療施設などが、至る所にあるのが現状です。


火災時などに発生するダイオキシンの問題があることや、日本が地震や台風などの自然災害が多い国ということは誰でも認識しているはずなのに、日本では塩化ビニルの使用は無くなりません。被災後の家具や内装材等が土に還らない廃棄物の場合、その回収費用やリサイクルできない製品の廃棄処分費用を用を考えると、環境に対して最も高いコスト負担になることは明らかであるにも関わらず、です。この状況は、私からすれば原発がなくならないのと同様、異常であると言わざるを得ません。


日本の住宅の建物寿命は30年を切ると言われています。
一般的な家庭で組まれるローン期間の25~30年という年月よりも短いことは私からすれば信じられません。ローン返済が終わる前にガタがくるような家を購入しようと思う人がいること自体、異常なことだと思ってしまうからです。
そして、短い期間で立て替えざるを得ない住まいから出る塩化ビニルなどの産業廃棄物は環境中にばら撒かれたら最後、土に還ることなく、永く循環し生態系に影響を及ぼします。


もしかしたら、住宅にビニールクロス(塩化ビニル)を内装材として使用している施主や業者の多くは、このようなことを考えたことすらないかも知れません。


しかし、上記のようなことを知った上で考えた場合に、それでもあえて自分の住宅にビニールクロスを採用したいと思うような人は、まずいらっしゃらないでしょう。


だからこそ他の先進国では消費が抑えれており、例えばドイツなどではポリ塩化ビニル等の火災時や焼却処理時に払う環境汚染に対するコストを「隠れたコスト」であるとして、公共建築での使用を禁止している地域(ベルリンなど)があるほどなのです。


さて、このような危険な材料で建てられた家が果たして「いい家」と言えるでしょうか??

合板フローリングの床で「いい家」と言えるのか?

以前の記事でも無垢床と合板フローリングの床について取り上げました⬇️

おさらいになりますが、フローリングには本物の無垢材を使用した「単層フローリング」と、合板に板やシートを貼り付けた「複合フローリング」の2種類があります(日本農林規格JAS)。


以下が単層フローリング、いわゆる「無垢材」で、見ての通り一枚ものの木から作られています。ですので、横から見ると木の年輪が見えたりします(画像は住宅情報.netから拝借)⬇️

一方で、複合フローリングは「基材」と言われる複数重ねた部材の上に化粧用(仕上げ用)の木材を貼ったものとなります。基材に用いられるのが、合板、ベニヤ、MDFなど様々な種類のもので構成されてり、その上に、うすーい天然の木材を貼ったものが複合フローリングとなります(画像は住宅情報.netより拝借)⬇️

断面図を見ての通り、何層にも重なった形をしており、無垢材と比べても違いがはっきりわかります。


複合フローリングには、「突板」「挽板」という違いもあります。
突板は、0.3mm程度のシート状に木材をスライスしたものを化粧材として貼ったものに対して、挽板は、2mm程度の厚さのものに、のこぎりで引いたものを貼ったものです。
さらに、近年ではこれらの「突板」や「挽板」ではなく、化粧シート(樹脂フィルムやオレフィン、紙などのシートに木目柄や石目柄を印刷したもの)を貼り合わせた複合フローリング(=シートフローリング)が非常に安価で、なおかつデザイン性に富んでおり、キズやへこみがつきにくい丈夫さ、手入れが簡単なことから、爆発的に普及してきました。
今ではこのシートフローリングが住宅用床材の7割近くを占めているそうです。


いずれにしても、複合フローリングは一枚板である無垢材とは全く異なり、木を薄くスライスして接着剤を塗って何枚も重ね合わせた、いわゆる「合板フローリング」です。
シートフローリングに至っては、表面が石油系資材で覆われており、もはや純粋な”木材”とは到底言えません。


合板フローリングには、石油製品の接着剤が大量に使用されており、低ホルムアルデヒド製品(F☆☆☆☆)で微量(基準値内)の揮発量であったとしても、代替される薬品が人体に与える影響なども懸念されています。


このような人の健康に害を及ぼす不安のある材料で造られている家で、果たして毎日安心して過ごせるでしょうか?


私は”合板”は所詮”合板”でしかなく、床をフローリングで仕上げるなら、「無垢床」以外はあり得ないと思っていますし、合板フローリングを使った家を本当に「いい家」とは呼べない、と考えています。

土台に集成材が使用されていて「いい家」と言えるのか?

集成材について詳しく知りたい方は以下を参照にしてください(Wikipediaです)⬇️

集成材も合板と同様に、木材(板材)を接着剤で複数層繋げて作られているものです。最近では「ハイブリッド集成材」と言って、木目が美しいアメリカ合衆国産のベイマツやカラマツに、強度の高い日本産のスギを貼り合わせるなどした異樹種集成材が市場に出てきており、粘りのあるベイマツやカラマツを上下に配し、その間に国産杉を挟む構造になっているものが多く見受けられます。

しかし、集成材も所詮は人工木材。環境(温度や湿度、紫外線)の変化に弱いものです。また、集成材に使われている接着剤の安全性なども保証されてはいません。


一般的に集成材に使用されている接着剤は、以下の通りです。


・酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤
・メラミン樹脂系接着剤
・レゾルシノール樹脂系接着剤
・水性高分子イソシアネート系接着剤


このうち、ホルムアルデヒド放散の心配が無いものは最後の水性高分子イソシアネート系接着剤のみです。国内で使われる集成材は、規格に従いホルムアルデヒド放散等級が最高等級F☆☆☆☆か、次の等級であるF☆☆☆として法規制をクリアしているものですが、これはあくまで各等級の法規制値以内の放散量であると言うだけで、ホルムアルデヒドを一切出さないと言うことではありません。実際、2003年のシックハウス対策法以降、シックハウスによる相談数は一定の数まで減少したものの、ここ数年では相談数が増加傾向に転じています。


ちなみに、これらの接着剤が物質同士を結びつける仕組みには、「機械的接着(投錨(アンカー)効果)」、「化学的接着(一次結合、原子間引力)」、「物理的接着(二次結合、分子間引力)」の3つが知られていますが、合板や集成材の木材同士の接着は「機械的接着」のみとされています。


しかし、「機械的接着」は、「化学的接着」や「物理的接着」ほど接着力が強くなく、「機械的接着」力だけが頼りの集成材は、接着部分が紫外線や常時あらゆる方向から加わる力によって接着面が剥離してくる可能性があります。


さらに、集成材の接着剤の強度が、湿潤状態では低下することが確認されていたり、一部の樹種においては、剥離率(接着面の剥がれ)が上昇することが確かめられています。


湿気大国である日本では、いくら断熱性能が高い住宅でも、真夏は特に壁内の水分が行き場をなくして結露が発生する可能性が高く、目視できない外壁の中は「湿潤状態」となり、柱や梁の耐久性が落ちるリスクがあります。
吸放湿性能が低く、接着剤が湿気の影響を受ける集成材では、余計にこの壁内結露の影響を受けやすいと言え、その結果構造体の劣化が早く、大切な家が長持ちしない、ということにつながります。


つまり、集成材を使用した家では、先述した健康面に加え、耐久性にも不安が残ります。


このようなことからも、家の土台に集成材を使う家が「いい家」であるとは私には思えませんが、営業マンも建築士も材木の研究者も、集成材は優れたものであると考えている方が多くいらっしゃいます。そして、消費者である我々もそれを勧められます。これを「本当にそうなの?」という疑問すら抱かずに、そのまま信じてしまうのはいかがなものか、と私は思います。


ちなみに、ウェルネストホームでは、土台部分には国産天然乾燥木材である「緑の柱」が使用されており、シロアリ対策も万全です。このような家こそ、真に「いい家」と言えるのではないでしょうか??

外壁がショボいサイディングで「いい家」と言えるのか?

現在、日本の住宅の1/3以上が外壁材にサイディング(外装ボード材)を採用しています(サイディングの種類については割愛します)。サイディングは耐久性が低く、10年毎にメンテナンス塗装をしたとしても、30年で劣化し張替えが必要となり、張替えには高額なリフォーム費用が掛かります。


ちなみに、雨や風、日射の影響を大きく受ける外壁のメンテナンスは住宅の中でも最も重要だと言われています。


例えば、住宅産業協議会のデータによると、一般的な住宅の場合、


・窯業系サイディングの表面塗装:60~80万円/10年
・貼り替え・増し貼り:200~300万円/30年
・コーキングの打ち替え:30~40万円/10年


すなわち、外壁だけで、50年で650~900万円ものメンテナンス費用がかかってくる計算になります。もちろん、住宅のメンテナンスには外壁以外にも多くの費用がかかります。


30年経ったら建て替えが必要になるような「安かろう、悪かろう」の住宅(獣宅)を建てるのであれば、外壁をこのようなサイディングにしても良いでしょう。
しかし、季節毎の寒暖差と湿度差が激しいこの日本の気候環境で、80年以上持たせられるような「本当にいい家」をつくる為には、このような材料は使いたくありません。
家は80年以上もつのに、外壁だけで10年毎に100万以上もメンテナンスコストをかけなければならないような材料をあえて使いたいという人は、なかなかいないでしょう。


ウェルネストホームでは、100年近い住宅寿命が当たり前のヨーロッパ同様、数十年メンテナンスが不要なドイツ製外壁塗装材(ロックウール社、レッドアート)を標準仕様として採用しています。


このように、外壁の耐久性やメンテナンス性にまでこだわった家こそ、真に「いい家」と言えるのではないでしょうか??



以上、2回にわたって本物志向の「いい家」について考えてきました。
いかがだったでしょうか?


私は、建築業界のビジネスのために、いかに住まい手の健康や安全・安心をないがしろにした建築資材が使用しているか、ということをもっと多くの人に知ってもらいたいと思います。


そして、私たち消費者側がもっとこのようなことを知り、自分たちの子孫やその他の生態系に与える影響の大きさを想像した上で、住まいの建材を考えていくべきです。
自分が納得のいく「いい家」を作りたいと思うからには、自分から進んで家づくりについて学び、営業マンや住宅メーカーや建築士のいうことを鵜呑みにしないことです。


「お金がないから・・・」
「時間がないから・・・」
「専門的な知識がないから・・・」


これらはただの言い訳です。
徹底的に調べていけば、良心的なハウスメーカーや工務店がいくつか見つかるはずです。
それを探す努力もせずに、フィーリングやタイミングだけで建売住宅や注文住宅を購入しても、いずれは後悔することになるかもしれません。


そのような後悔をしないためにも、ぜひ今日からでも、マイホーム建設に必要な知識を得ていただきたいと思います。
私もそのために日々努力してこのようなブログで情報発信しているのですから。